西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

君のためなら・・。

2010-07-26 21:44:45 | 日記
あだ名はみんな持っていたと思うけど、高校時代の僕にもありました。
当時の僕は背は変わらないけど、体重は今より-30kgで、髪の毛ときたら梳いて捨てるほど有り、黒縁眼鏡で、お勉強できそうだけどそこはかなくスケベ(ここは今と変わらない)で・・・、宮崎女子高の女の子達に岩清水宏と言われていたのです(これホント)。
岩清水宏は梶原一騎原作の「愛と誠」に出てくる優等生です。
あのころは梶原マンガが全盛期で「空手バカ一代」「明日のジョー」「巨人の星」などなどメガヒット連発していました。
彼は物語の入り方がうまくて、感化されやすい青少年の心を鷲掴みします。
この「愛と誠」の始まりもあの有名なインドのネール首相の言葉からはいりました。ちょっと長いけど紹介しますね
「愛は平和でない、愛は戦いである、武器の代わりが誠実(まこと)であるだけで、それは地上における、もっともはげしいきびしい、みずからをすてて、かからねばならない、戦いである。ーわが子よ、このことを覚えておきなさい」ねっ、うまいでしょう、つかみはgood!です。
当然この言葉に胸打たれた僕は「そうか、愛は戦いなんだ!!クソッまだ見ぬ恋人よ、まっててくれ僕は君のために戦います・・」と一人で燃えていました。
勿論何事にも簡単に影響される僕は速攻書店に「ネールの手紙」(だったと思う)を買いに行きました。
さて少年マガジンで大ヒットしたこのマンガで僕に似た岩清水は早乙女愛をネチネチいや一途に思い続けます。
彼の有名な台詞が「君のためなら、死ねる」(これは感化されやすい僕でも、さすがに死ねないな、ダメなら別の子を・・と思いました。
でしばらくのちにマンガ「一二の三四郎」で岩清水のパロディーのやたら惚れやすく、スケベで、姑息な男が「君のためなら死ねるリスト」なるモノを書いているシーンがあって、大笑いしました(どちらかというと、こっちの方に僕は似ている))でした。

今思うと武田鉄矢さんのTVでの「しにましぇーん、ぼくはしにましぇーん」はこれが頭にあっての台詞だったのかな?なんて思っていますが。
さて連載が始まると大評判になり、映画が作られました。
勿論絶世の美少女早乙女愛は誰が演じるのか、評判になりました。
確かオーディションで決まったと思います。
大画面に彼女の顔が出ると「オーッ・・」とあちこちから声が出ました(勿論僕も)きれいで、清楚でぴったしでした。
鹿児島県出身で本名を瀬戸口さとみ(さとみは妻と同じ名前)という少女でした。
その後早乙女愛を芸名にしてしばらく活躍していました。
そして結婚と共に引退してしまいました。
今日PCを開いたら、芸能ニュースで「早乙女愛さん死去」が報じられていました。
まだ51歳の若さです。
残念です、映画での早乙女愛は本当に美少女でした、あの娘になら「君のためなら・・」といえると実は思っていました。
ご冥福を祈ります

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2 コメント

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Unknown (お湯割りの市)
2010-07-27 17:14:50
「愛と誠」見てたね!

「一二の三四郎」最高におもしろかった!

昨日、HP上で久々早乙女愛の名前を見ました。残念ながら悲報でしたが、隣の県にこんな可愛い子がいたのか?と30数年前に想ったのをよく覚えています。

2歳下だったんだね!ご冥福を祈ります。

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いつの間にか (toshiro)
2010-07-27 22:50:22
同じ年代の訃報を受けていく歳になりましたね、フーツ。さーて、今できる事、やらなくちゃいけないことを、やっていきましょう(ムキになると、体に悪いから)ぼちぼちとね。
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