年度初めです、総会シーズンです
先々日は建築業の総会、懇親会
昨日は保護司会の総会、懇親会
きょうはお休みで明日美術協会の総会
そんなことが、続いています
で、必然的に(別に必然じゃないと思うけど)酔っぱらって帰ってきますので、ブログ更新がおろそかになっています
ということで、今日は午前中に更新してしまおうと思った次第です
総会の話しですが、建築業は75wの建具復旧、告示年月日の繰り上げ等の要望がだされ、保護司会では更正をサポートするサポートセンターの設置などが報告されました
未来志向で頑張っていきたいと思っています
未来志向と言えば、きな臭くなっている国の政治についてもの申したいことがあります
私は自民党支持者なのですが、その魅力は色々な考え方を持つ党員が意見を戦わせていくところにあったのですが、それが無くなってきました
ある方向に集約されていって、それに意見を言いにくい雰囲気になっている気がします
そんな中で救いだったのは、宮崎県選出の武井議員をはじめとする、新人議員がリベラルな勉強会を開始したというニュースです
彼らに期待したいです
さて今日の毎日新聞に「柳田邦男の深呼吸」というコラムが載っていました
言葉と政治と言うテーマで、すごくうなずけるコラムでした、少し抜粋します
*この国のあり方に深刻な影響を与え兼ねないのは、議論の相手や思想の違う人に対して、特別な言葉を投げつけて、社会的に排斥する風潮が、政治の世界から子どもの世界まで蔓延していることだ。そういう言葉を「決めつけ語」といおうか。
*権力者が投げつけた「非国民」「アカ」(リベラルな知識人まで「アカ」とレッテルを貼った)
*共産党が言った「教条主義」「日和見」
*これらの「決めつけ語」による論争はなにも生み出さなかった
*危険なのは、「決めつけ語」の意味が不明確であり事実の検証もないのに使われ、なのに破壊力を持つこと
*柳田さんは3つの理由で危機感を持っている
*①保守派が「自虐史観」「売国奴」を安易に使い始めた ②政権が「国益」「(戦争)抑止力」という言葉をな具体的な検証もないまま使い、「平和安全法制」と自己美化する ③野党が「戦争法案」と名付けると削除要求したり、マスコミに対し事情聴取などで言論統制の気配を強めている
*(決めつけ語の怖さの)具体的な例として原発事故のこと、2009から2010にかけて地震津波の専門家が大津波の可能性を指摘するようになったので、職員が対策に取り組もうとしたら、幹部が「そんなことに関わるとクビになるよ」といわれて作業が出来なくなった。(原発は100%安全である・・という決めつけ語)(この事故を「想定外」という言葉逃げたけど、事実は想定内だった、決めつけ語によって想定してはならなくなっただけなんですね)
*この原発の事例と同じ延長線上で集団的自衛権や憲法改正の問題がある
*ドイツメンケル首相の演説や米国の日本研究者や歴史学者の「日本の歴史家を支持する声明」を読むと、安部首相に認識してもらいたいポイントがわかる
*①ドイツはナチスの戦争犯罪を徹底的に糾弾することで、過去に向き合った(自虐史観といった決めつけ語は生まれなかった) ②その徹底した過去との向き合い方をフランスなどの戦勝国側も受容し、寛容な姿勢で和解に応じた ③過去の過ちと向き合う方が、関係近隣諸国が戦後の日本の平和や人権擁護の貢献に信頼感をまし、今後の日本の発展に大きなプラスになる
以上が抜粋です、とくに原発の安全神話に関する「そんなことに関わっているとクビになるよ」という話しは、決めつけ語が一人歩きし、それに縛られる怖さを感じました
是非ご一読ください
SMP
Toshiro、s 都市論 尾道10