西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

写真の話・SMP

2015-01-29 21:44:48 | 日記

不幸な出来事ですが、大震災や火事、水害など災害があったとき、被災された方々が捜し求めるものがあります

写真です

記憶と最も密接(具体的に)に結びついている物だと思います

以前、日向市の市制記念誌を見ました

それは写真集の形をしており、そこには市井の人々の暮らしが写されており

それを見ると、(自分の記憶ではないのですが)自分の記憶を反芻しています

ある写真は、私を強く突き刺します

それはロランバルトが言った「プンク・ツウム」だと思います

写真のある部分が、私の記憶の中のある部分を突き刺し、そして記憶の表に浮かび上がらせます

それこそ、写真を見る喜びでしょう

だから、写真は年代がたてばたつほど、写真の持つ力が増し、そして普遍性が出てきます

日本では考えられないことなんですが、欧州では古写真が販売という形で流通されています

自分とはまったく関係の無い写真が、その写真をが持つ普遍性によって、取引されているそうです(これは、複数の写真家から聞いたことです)

すばらしいですね

写真のひとつの形ですし、私はそんな写真が大好きです(西米良の小川にもそんな写真があります)

SMPは私の記憶の一枚です

犬(ソックス)は死んじゃったし、抱きかかえられている子は成人しました

でも、この写真を見ると、私の記憶はよみがえります。

ソックスは元気で駆け回っているし(下半身不随でしたけど)、息子はやんちゃでかわいらしい子供で、そこにヘトヘトな妻がいました

コメント
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