大体、何かに影響されることに置いては人後に落ちない私は、今キーボードを叩きながらウイスキーを飲んでいます
何に影響されたかというと、NHKの朝ドラ「マッサン」です
で、ウイスキーについて記憶に残っていることを少し書きます
最初に飲んだウイスキーはハッキリと覚えています、サントリーの角です
家の応接間の棚に色々なウイスキーがありました(こんなのが並んでましたね)
、
好奇心の旺盛な私は、ビンのデザインが面白い角を舐めたのです
当然、辛いと言う以外ナンの感想もありません(何で大人はこんなもの飲むんだろう・・という好奇心の旺盛な少年が必ず思うことを私も思ったのです)
大学時代は日本酒オンリーだったのですが、「バーボン」という響きにあこがれて、行きつけのバーで飲んでいたのが
ジャック・ダニエルです、なんかジャックダニエルて名前かっこいいと思いませんか?
味もわからないで、これは美味いと飲んでいました(他にはアーリータイムズとかですね)
バーボンって大人っぽい、通っぽい感じがしました
さて、名古屋ではサントリーの文化事業の催しが結構あって、よく行っていました
劇とか美術展とかよく行っていました、で文化事業のサントリーにはなじみが出来ました
でもサントリーを知ると当然もう一つの雄ニッカを知ることになります
その時のイメージ(私の個人的なイメージですよ)は売れるウイスキーをつくる「サントリー」、こだわりのウイスキーをつくる「ニッカ」というものでした
名古屋ですから車にたとえますと、サントリーがトヨタ、ニッカがスバルというイメージで感じていました
私の性格を知っている方は「ハハン~」と思うでしょうが、あの頃はニッカのウイスキーばっかり(と言っても安い奴です)飲んでいました
以前このブログでも紹介しましたが(というか、5年間ほどほぼ毎日書いているので、必然的にいろんな事書いたことになります)
39枚の年賀状のスタッフに若山さんというナイスガイがいて、彼からあるウイスキーをいただきました。
日本カメラの年度賞を取ったとき、お祝いにいただいたウイスキーです
アイリッシュのブッシュミルズというウイスキーです
かれはスコットランドまでウイスキーを巡る旅をして、その彼が一番気に入った銘柄です
(ウイスキーを巡る旅が出来るなんて、うらやましい~)
このウイスキーは「美味い」、強い酒が苦手な妻でさえ、「これ美味しいね」と言うほどです
いまモンマートから定期的に取り寄せています
西都の天才「清野さん」が「toshiro君、癖のあるウイスキー飲みに行こう」と言われて、行ったのが「灯」というスナックです
ここは西都で珍しく、いろんなウイスキーをそろえています
その時にいただいたのが
アイラ島のラフロイグです、凄く癖なあるウイスキーですが、そこがまた良いです
村上春樹さんの本に「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」という本があります
危険な本です、スコットランド・アイルランドのシングルモルトが異常に飲みたくなります
ちなみにアイラ島でつくるウイスキーの癖のあるランク付けを村上さんがしています
1.アードベック20年 2.ラカバリン16年 3.ラフロイグ15年 4.カリラ15年 5.ボウモア15年 6.ブルイックラデイー10年 7.ブナハーバン12年
この中でラフロイグ以外に記憶にあるのはボウモアぐらいですかね、とにかく一度飲んだら忘れられないウイスキーです
とにかく清野さんは博学で色々なお酒をしっていて、私に禁断の門を開けてくれます
これも美味しかった
マスターキートンという漫画にも、スコットランドのウイスキー工場を舞台とした漫画がありましたね、その工場でねずみ取りをしていた「ウイスキーキャット」(猫です、我が輩は猫と同じ設定と思ってください)のつぶやきが良いですね
「いっとくが、俺自身はあのひどい味のするウイスキーって奴は大嫌いだ」「しかし、あれをつくっていたのは本物の男達だった」
いやー飲みたくなるでしょう、本物の男達がつくったスコッチを・・
で美味しいシングルモルトだけにあこがれたかというと、・・人に影響されやすい私はそんもんじゃありません
一時期、選んで「サントリーレッド」を買っていたのです
(多分これも書いたな・・)~私の憧れの写真家に「ユージン・スミス」という方がいます
カントリードクター、楽園への道、デトロイト、水俣、数々の傑作をものにしてきた写真家です
その憧れのユージンさんの奥さんアイリーンさんと会うことができました
ドキュフォトの時です、勿論ユージン大好きの私は色々なことを聞きました
写真をどのように撮っていたか、プリントはどのように、日々の生活は・・・などです
その時にお酒の話しになりました
ユージンはお酒が大好きで、それも結構飲んでいたそうです
グラスについだお酒を飲みながら、暗室作業をしていたそうです
早速私もまねしましたが、矢張り天才のマネは出来ませんね、ただでさえいい加減なプリント作業が、更にいい加減になっちゃいました
でも、ほろ酔いでプリントするのはすてきな経験でした(酔っているから、すべてものすごく良いプリントに見えるんです・・当然朝、酔いが覚めたら・・・)
彼が好んで飲んでいたのが「サントリーレッド」だったんです
ミーハーな私は即買いに行きましたね
ウイスキー好きと言っても、私はこんな軽薄なものです
で軽薄ついでに、いまマッサンの影響で
を飲んでいます、これ美味しい、ホント美味しいシングルモルトです