西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

新富町議会報告・西都市地域づくり講演会・芦北大会へ

2013-02-16 18:18:38 | 日記

昨日新富町の議会報告会に参加してきました。といっても芦北での空手大会の最後の稽古だったので、それが終了後、急ぎ向かいました。

従いまして議会による報告の部分は聞けませんでした(残念)、その後の質疑、意見交換から傍聴したのです。

新富町は西都市周辺の議会の中では最も議会改革に取り組んでいると言っても良いと思います。何故議会が町のためにあるのか(最も根源的なもの)しっかりと見据えて(見据えようと努力して)、がんばっておられます。

新富町の町民もそのあたりのことは理解されているようで、質疑の中で何度か議会に対する応援がなされました。

勿論答えに窮する質問もありました、たとえば民事訴訟事件に対する質問などは、答えるのが難しい(答えはあるのだが、市民の方に理解してもらえる答え方が難しい)物もありました。

また新田原基地をかかえる新富町ですから新田原基地、防音に関する質問も出ました。

全体を見て議長さんを中心によく準備をされているようで、町民との質疑にてきぱきと答える姿が印象的でした。

住民に議会の姿を見せる、またどのような議論がなされたかを提示することがこれからの議会に求められていると思っています。廣瀬先生曰く、そこからまともな輿論が生まれるのです。

新富町の取り組みを西都市議会も学ぶ必要がありますね、そう思いました。

このように議会をさらすと、議員も理論武装するための勉強も必要になるし、なにより議会に対して真剣に向かう姿勢が出てくるでしょう。それは決して住民のためだけでなく、議員にとっても正しい考えを市民が持ってくれることにもなります。昨日だって「議員報酬を上げたら」という意見も出ました。

旧態依然とした議会の姿におさらばしなければ、自分の首を自分で絞めることになるなと思った次第です。

今日は地域づくり講演会がありました。

市長の挨拶です

・協議会は絆つくり、助け合い、課題解決に向かっている

・交付金制度をH25からスタートさせる

・1千兆もの謝金をかかえる国、いつまでも国たよりでは未来はない、地方の自立が求められている

・その為には市民協働という考えが必要、自分たちの住む地域は、自分たちで守る意識

・成熟社会の3本柱 1.健康(心と体) 2.安心安全 3.倫理

今日協働の街つくりの奨励賞が授与されました。 西都手話サークル 上野高齢者クラブの2つの団体でした。

おめでとうございます。

 

基調講演は初鹿野さんの後援です。初鹿野さんは宮崎ではラジオに出演したり、各地で講演したりと有名な方です。

 

 

いや~笑いもたっぷりの楽しい講演でした。いつものようにザックリと要点だけ

*3.11後必ず津波の危険性の話しはしている。それも西都のような内陸にあり直接津波の影響のない住民には特に。なぜなら、誰でも海に行くことがある、もしその時遭遇したら津波に対応する術を知らなければ危険だから(海辺の人は身に染みて知っている)

*50CMの津波の威力は300kgの力で継続的に押される状況、足をすくわれたら波に引きずられて死んでしまう(それも全身火傷によって)

*安心安全な地域に住んでいる方こそ、知識が必要

*日本の強さは人と人との繋がりの絆だった。そこをベースに文化や歴史がある

*それが揺らいできた、今ちゃんと振り返って社会を考えて作り直さなければ手遅れになる

*先進国の中では飛び抜けて自殺者が多い日本の状況

*それに加え孤立死も多い。4日間見つからない状態での死者は1万5千人

*孤立死は「隠れた自殺」と言われる

*なぜなら「助けて」と言えば助かる命なのに。「助けて」を言わないのだから

*高齢者の犯罪も増えている、それも粗暴犯・万引きが顕著

*犯罪も自殺も50代から飛躍的に増えている、これは地域社会が孤立化しやすくなったから

*繋がりがあったからこそ、世界的に日本は安全な国と言われた

*秋葉原の事件(車で突っ込みナイフを振り回した)をある先生が調査した

*孤立感 誰かのために存在しているという気持ちが希薄だった

*利害関係のない関係をどれだけ作っていけるかが大切

*地域つくりの目的は「孤立しない社会」を作ること

*孤立が内のこもると自殺、外に出ると事件への動きを誘発する

*便利という言葉の危険性 便利とは一人でできるための道具だから

*便利になると人に頼らなくなってくる(助けてを言わなくなる)

*便利になると人にか関わらなくてもよい社会になった・・孤立死(隠れた自殺)へ

*生きていると言うことと、生きがいがあるというのは全く違う

*「助けて!」を言いにくい世の中、これが社会を壊していった

*地域つくりは「人間関係をつなげていくこと」本当の人との関係はネットではできない

*何に学ぶか・・それは昔の行事「地域での田植え}「葬儀」「祭り」の仕組みなかに関係性をつなぐ仕組みがある

*そう言う意味では田舎に行けば行くほど人の関係性を保つ仕組みが合理的に存在している

*日本の未来のモデルは中山間地域にあると思う

*都農町と五ヶ瀬町に良い取り組みがある

参考になる話しでした、1時間半があっという間でした

2つの地域つくり協議会の事例発表がありました

満留さん黒川さんが一所懸命プレゼンしました。

さて明日は芦北で空手の大会です。なんと朝3時45分出発です。早く寝なくっちゃ。

来週は(も)忙しくって、芦北空手大会→西都へ帰る→行政調査でまた芦北へ→同じく豊後高田へ→西都へ→沖縄で九地区組手審判審査会へ

ふ~っです、お金もかかります。

コメント (3)
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