アナーキー小池の反体制日記

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#2113 差別 ⑤ 在日韓国・朝鮮人(中)

2016年10月27日 | ボクの思い・信条・理念
ルーツをたどれば日本にとり韓国・朝鮮は兄か姉のような存在です。
中国は父や母のような存在です。
モンゴル・チベットは祖父母のような存在なのです。

いつの頃からでしょうか?
日本人は隣人を敬わなくなってしまったのです。
敬わないどころか蔑視するようになりました。
戦国の世から日本と朝鮮は小競り合いを起こしていました。
しかしそれは兄弟喧嘩みたいなようなものです。

百年前に大日本帝国は韓国帝国を併合したのです。
朝鮮併合とも称されるこの事変は、朝鮮を日本の植民地とする、ものでした。
日本の敗戦により植民地支配は終わりましたが、その35年間、日本は朝鮮人民に酷(ひど)いことをしたのです。
日本は朝鮮を兄ではなく弟と位置付け、日本語の学習の強要や創氏改名といって名を日本人風に改めること、天皇陛下の崇拝など、日本人となりきることを求めたのです。
日本人が朝鮮人を蔑視するようになったのは、大日本帝国があからさまに朝鮮を下等なものとして扱ったことによります。
同じくに満州事変により、日本人は中国人を蔑視することになりました。
いつの間にか主従が入れ替わった様に感じます。

日本の植民地となった朝鮮からたくさんの人が職を求めて来日しました。
そして、日本の労働力の不足を補うため、日本政府は朝鮮人の強制徴用により、多くの人を集めたのです。
そして敗戦です。
多くの朝鮮人は故郷に帰りましたが、当然いろいろ事情があり帰らなかった、ないしは帰られなかった人たちがいました。
彼らと彼らの子孫が在日韓国・朝鮮人です。
いわれのない差別に苦しんでいました。
ボクが小中学生の頃は、周りのみなが当たり前のように差別していたものです。

本当は被害者のはずなのに、加害者でありかつ戦争に負けた者から差別を受けるのですから、たまらない思いでいっぱいだったと思います。

一昔前まで露骨な差別が横行していました。
しかし近年、露骨な差別は影を潜めたかのように思っていました。
このまま差別が解消に向かうのだろうと期待していたのですが、そうはなりませんでした。
ヘイトスピーチの出現です。

続きます。

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