アナーキー小池の反体制日記

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#2867 記し継ぐべきこと ⑦ 暗黒・確定判決その顛末(上)

2018年12月07日 | マチの事件簿
今回からは、滝川市当局に加え、滝川市職員労働組合、それに滝川市議会がグルになって成した悪行をお伝えします。
特に、滝川市議会が司法の判断を無視する暴挙に出たことにより、滝川市史の汚点の上に糞便を塗り重ねるような、記念碑的な出来事になりました。

例の、生活保護費2億4千万円カツアゲ事件の損害賠償の住民訴訟で、1億3千5百万円の損害賠償を3人に求めるよう判決が確定しましたが、市は臆面もなく市議会に損害賠償を求めないとする議案を提出したのです。
市当局は、1億3千5百万円はいらないよ、って言い出したのです。
そして市議会は賛成多数で、1億3千5百万円はいらないよ、って決めてしまったのです。

ボクは当局が、また、議案に賛成する各会派がいう、市役所全体の責任であり、職員等による補填で実質的な損害が補われている、との主張に大いに反発するものです。
まずこの事件は、詐欺事件ではなく恐喝事件です。
カツアゲに屈した背任事件です。
市職員の中にも、自分がその立場なら2億4千万円を垂れ流すことはあり得ない、と断じる人が結構いるのです。
市職員みなが臆病者(おくびょうもの)だ、と外部から見られることを、屈辱だと感じているのです。

議事録の中に、警察に相談したら、刑事事件として取り扱うことができるのか市の判断が必要、と言われた、とあります。
最終的には、警察が詐欺を認めて逮捕したんだけど、市は逮捕の当日までお金を渡したとのこと、市は最後まで詐欺事件ではない扱いを続けたのです。(当日までお金を渡していたことは、脅し取られていたこと=恐喝の証拠です)

ボクは思うのです。
警察は市の相談者に、明白な刑事事件にしろ、って暗に言っていたと思うのです。
ごろつきを刺激したら、脅迫や強要の事実はすぐに作れます。
2年の間ただ、ご無理ごもっとも、と逆らうこともなくお金を流し続けていたんです。
ただの一人の職員も立ち向かわなかったことを、情けなく思います。
警察は、職員がごろつきに立ち向かい、一発殴られることを、ないしは土下座をさせられることを期待したに違いありません。
現に、そうしたごろつきにはこうした別件で逮捕し、拘留中に悪事を暴く手法は結構使われているのです。(少々下品で問題がある手法ですが)

・・・
話が逸れますが、ボクが市建設部で長く仕事をしていた時、そのようなごろつきにたくさん出会いました。
時に、少々の便宜を図って解決に至ったこともありましたが、多くの職員は体を張って抵抗したものです。
建設部の職員の多くは、相手に殴られたり、鎌を持った者に追いかけられたり、土下座を強要される経験をしています。
でも、警察に被害届を出し、そのことを相手に伝え、逆に相手を怯(おび)えさせる、なんてことは何度もありました。

・・・
滝川市当局は、カツアゲにより生じた損害を職員が負担することについて、職員の理解を得た、とあります。
ボクは当時職員でしたが全く理解せず、職員の多くは反対していました。
当局が言うように市になんら過失がないのであれば公金で補填できるはずだ、との意見、関係者による補填が先だろう、と言う者。

ボクは、事件が発覚して間もない平成20年2月17日“#89 2.38事件続報”で見解を発信しています。
福祉事務所長2千万円、副市長5千万円、市長残り1億7千万の損害賠償がふさわしいと。
今でもこれが一番ふさわしいと思っています。
ちなみに2.38事件とは被害額が2億3千8百万なので、2.26事件にちなんで名付けたものです。

いろいろの意見がある中、いつの間にか当局が滝川市職員労働組合と、職員の給与による補填を談合して決めてしまっていたのです。
ボクは組合員でなかったので、そのあたりの経緯については知りません。
ただ職員の多くが、もろ手を挙げて賛成したのではなかったことは確かです。

確定判決その顛末について、次回に続きます。
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