日本では認められてないけど、日本人がヨーロッパに行き尊厳死をしてもらっている者がいるんです。その数数十人と言われてますからしれてるんですが、日本で合法化されればもっとたくさんの人が処置を願うことでしょう。
尊厳死とは本人が願って自死することですが、それを医療機関がしてくれる、って制度です。世の中には死にたいと思う人が結構いるんです。いろいろな事情があるんですが、事情を取り除けば解決する、ってのばかりではありません。
病気で肉体的・精神的の苦痛が収まず、治まる可能性も薄い、なんて人にとって生きていることは苦痛以外何ものではない、って思う人がいます。人生に厭世観を覚え、生きていたくないって人もいるんです。
もとろん、いじめや虐待に遭うなどして死にたいと思う人がいるのは承知しています。そんなのは尊厳死の対象なのではありません。刑事事件として、きっちりケリを付けなければなりません。
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尊厳死を装い、保険金殺人など犯罪を懸念する意見があります。そんなのを払拭する機関を設ければ済むことです。ヨーロッパの一部の国では何年も前から実証済みです。
尊厳死を日本でも認めるべきです。自死すればいい!って簡単に言うのがいるけど、簡単ではないのです。失敗し重い後遺症が残る場合があります。また自死の巻き添えで回りが被害を受けることがたびたびです。
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対象者はわずかですので、人口減に繋がりませんし医療や介護保険に及ぼす影響も限られたものにしかなりませんが、当人にとって大事な事態なのです。
安楽死を願う人は大きな声を出しません。安楽死を認める立法を成すのは人を押しのけて、のし上がった者です。安楽死を理解しようとはしません。
そんな状況下、日本で安楽死法が成立するとは考えられませんが・・・