アナーキー小池の反体制日記

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#1430 袴田事件再審決定

2014年03月28日 | 犯罪と防犯と審判
昨日、袴田事件の再審が決定されました。
冤罪事件として陰ながら応援してきたので、大変うれしく存じます。

判決で、捜査当局の証拠捏造が断罪されました。
県警がどこかの衣類を味噌樽に埋め、後に取り出し袴田の衣類だと言い張り、結局、死刑の決め手になっていたのです。
味噌樽に入れた衣類にはご丁寧にも、袴田と同じ型の血液を塗り込んでいたのでした。

1年2ヵ月後に見つかった味噌樽の衣類は、ずいぶん小さいものでした。
弁護側が「これでは袴田が着ることができない」と裁判で訴えたのだけど、検察側は「味噌に長く漬けて置くと縮むものだ。ナスビやキュウリだって味噌漬けにすると縮むのだ」と言ったとか言わないとか。、
そして、1年2ヶ月も味噌に漬かっていたはずの衣類は、新漬けのように新鮮だったというではありませんか。

せっかく袴田と同じ型の血液を警察官12人から採取して衣類に擦り付けたのだけど、当然、DNAは一致しません。
警察の姑息な捏造が、DNA検査によって露呈してしまいました。

逮捕から48年、死刑確定から35年、袴田は死刑執行に怯えて日々を過ごしました。
判決で「長期間死刑の恐怖の下で身柄を拘束された。これ以上拘置を続けることは耐え難いほど正義に反する。」とあります。
正義に反する、とは重い言葉です。
正義を守らなければならないところに、正義に反すると直言したことに大きな意義を感じます。
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