アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#3760 野球のセオリー(下)

2021年05月22日 | 教育・文化・芸術・スポーツ

投手の起用法も変わってきています。これも統計に基づいた結果のようです。

大リーグでは、先発投手は6回を3点以内に抑えるのが良い、とされています。もちろん完投するのはもっと良いし、7回や8回を投げ切るのも期待されるのだけど、試合数の多さによる登板回数の増や投手の疲労蓄積を考慮すると、100球程度で降板するのが一番効率が良い様なのです。いかにもアメリカらしい合理的な考え方です。

その先発投手なんだけど、統計では初回に点を取られることが極めて多いのだそうです。なにせ6回以上は投げなければならないのですから、最初から全力で立ち向かっては後が続きません。スロースターターになりがちなようなんです。

そんな状況を打開すべく編み出されたのが、初回限定の投手起用です。(2回まで投げる場合もありますが)。主に中継ぎや抑えの投手が起用されます。昨年から日ハムでも試用されていますが、確かに初回だけは効果があるようなんです。

ただね、2回から投げる先発投手だった者が旧来の意識なままでは効果は見込まれません。2回に多くの失点を与えてしまうことになるのです。それを防ぐためには2回から投げる投手は初回から全力投球の練習が必要になりますし、そうなると疲れてしまって7回まで持たなくなってしまいそうに感じます。

まぁ、そこのところは大リーグのことです、解決策は織り込み済みなんでしょう。

いろんな事って常に変化しています。野球だって変わって当然です。そうして面白いモノに変化していくんでしょう。

この記事についてブログを書く
« #3759 野球のセオリー(中) | トップ | #3761 偽装一家・・・愛知知... »

教育・文化・芸術・スポーツ」カテゴリの最新記事