＃929 二人目の副市長決定！

報道によると、滝川市の二人目の副市長が決まったようです。
”決まった”と言うと議員からまた決まり文句の"議会軽視だ！"とキイキイ喚（わめ）かれそうですが、今回はどうなんでしょう？
公募による副市長の選任は新市長の公約で話題を集めましたが、全国から125名の応募があったと話題になりました。

その名を鈴木光一さんと言います。
東京都出身の62歳で早大政経学部を卒業し三井物産に入社です。
ボクより2学年上でしょうか？団塊の世代です。
三井物産は大きな総合商社でして、彼は生き馬の眼を抜くと言われる過酷な競争世界を生き抜いているのでしょう。
総合商社の総合職の採用でしょうから、当然海外の経験も豊富です。

彼のユニークなところは、50代前半でその商社を辞め、公募の公立高校の校長になったことです。
民間人から公立学校校長への公募は当時大きな話題を集めました。
そのときも高い倍率だったと記憶しています。
せっかく校長に採用されてもなじめず、途中で離脱した人がいたとも聞いています。
鈴木氏がどんな理由で会社を辞め、高校長になろうとしたのかわかりませんが、企業戦士でいることに嫌気がさしたのかもしれません。（もっと積極的な理由があるのかも）

高校長の後、国際支援のNPO事務局長を務め、今は法科大学院の学生だそうです。
企業から公立高校長、公立高校長から民間団体、そして法律を学び直し司法試験に挑戦しようともしたのでしょうか？
あくなき向上心に感嘆しています。

彼のキャリアは十分です。
彼の能力を生かすも殺すも市長と市役所職員しだいです。
市役所にとっては、異邦人が来たほどの衝撃を受けましょう。
小さなコップの中しか知らない市役所に、新風を吹き込む、それが鈴木さんの大きな使命です。
心より応援いたします。