アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#117 学生時代(28)

2008年04月13日 | 学生時代
またアルバイトです。
4年生のとき、半年ほど近くの寿司屋でしました。
ボクは夜の授業があるもんだから、週に2日か3日だけです。
他の日は学生寮に一緒にいた親しいY君でした。

夜の6時から12時くらいだったと思います。
出前持ち、接客、洗い物が主だったんだけど、集金やシャリを団扇(うちわ)で冷ます事もしました。

小さな寿司屋で、30代の板前とその奥さんしかいません。
いつも夫婦喧嘩をしていました。
あまりに他愛のない事で喧嘩をするので、あきれました。
板前がテレビを観ていて「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山、斜めから読んでも山本山」と、さぶいことを言います。

そうしたら奥さんが「斜めからは山本山と読めるはずがない」と真顔で主張するのです。
大きな声で言い合います。
ボクはあきれてものも言えません。
夫婦喧嘩の種はどこにも転がっているもんです。

あるとき店の棚が壊れました。
板前はボクに直してくれと言います。
ボクは「そんなこと出来ない」って言ったらその板前「そうか、コイケ君は土木科だったね。確かN君(たまにバイトに来る学生)は建築科だったからN君に頼もう。」って言うんです。
今も昔も世間の認識はそんなもんなんです。

出前は暴力団の事務所にもしました。
そして、そこに集金にも行きました。
お金をもらえるはずがありません。
板前にそのことを言うと、「毎日行けばそのうちもらえる。」と言うんです。
そんな簡単なことではないのはボクでもわかります。
自分で行けばいいのに・・・イヤな人だなってボクは思いました。

3日ほど続けて請求に行ったとき「しつこいぞ!誰に言われてきたんだ!」と聞きます。
ボクは「板前が毎日行けばもらえると言った。」って言ったんです。
チンピラは「板前に直接来るように言え!」と言いました。
ボクは店に帰って「やくざやさん、板前が直接来いって言ってましたよ。」と言いました。

板前は黙っていましたが、その後「Y君ならうまく言うのに。コイケ君はだめだな。」とボクと交代でバイトをしていたY君に話したそうです。

ボクのその様な精神は、今もその頃とちっとも変わっていません。
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