今週の米バロンズ誌が先行きの相場の展開を判断する4つの視点を読者に問いかけている。
① 金利の反転の進行
投資家の間では米金利は大底を脱し米独で長期金利が底入れ上昇とレンドが始まったとみる向きがふえてきた。
米国では長期金利が2.14%から2.39%、ドイツでは0.5%から0.58%。背景には中央銀行の金利正常化への動きが明確になってきた。金利は底入れした。
② 先進国の企業業績は好調で経営者の投資に前向きの姿勢が顕著になってきた。S&P500では、第2四期の業績は売上が+4.6%、利益は+8%と見る。ただ収益の+8%というのは、強気筋がみた2桁増益からは減速している。
ただ経営者の懐具合は大きく改善され、余裕含みの見通しである。気になるのは8年間の長期にわたる上昇期間そのものである。
③ 足元の景況感には回復を妨げる材料が少なく、欧米の政策当局ではインフレ再燃を気にする向きが散見される。
④ 景気回復の上昇期間が8年間に及んでいること自体が懸念材料で、景気はこのまま一本調子で上昇を続けるとはないという過去の経験則がある。
このようにみると、相場の敵は内部にあり、このあたりで「足踏みをしたほうがよい」という政策当局の判断にかかってきたといえる。
残された2017年後半の5ヵ月半は、投資家には難しい判断が迫られている。
東京市場では好業績、景気指標の回復、円安トレンドという材料を投資戦略にどう生かすか、考えてみれば難問が横たわる。
ここで参考にしたのは、今週の米バロンズ誌の「強気相場に潜む問題」(4 Questions About an Unlovsd Bull Market)という記事。
① 金利の反転の進行
投資家の間では米金利は大底を脱し米独で長期金利が底入れ上昇とレンドが始まったとみる向きがふえてきた。
米国では長期金利が2.14%から2.39%、ドイツでは0.5%から0.58%。背景には中央銀行の金利正常化への動きが明確になってきた。金利は底入れした。
② 先進国の企業業績は好調で経営者の投資に前向きの姿勢が顕著になってきた。S&P500では、第2四期の業績は売上が+4.6%、利益は+8%と見る。ただ収益の+8%というのは、強気筋がみた2桁増益からは減速している。
ただ経営者の懐具合は大きく改善され、余裕含みの見通しである。気になるのは8年間の長期にわたる上昇期間そのものである。
③ 足元の景況感には回復を妨げる材料が少なく、欧米の政策当局ではインフレ再燃を気にする向きが散見される。
④ 景気回復の上昇期間が8年間に及んでいること自体が懸念材料で、景気はこのまま一本調子で上昇を続けるとはないという過去の経験則がある。
このようにみると、相場の敵は内部にあり、このあたりで「足踏みをしたほうがよい」という政策当局の判断にかかってきたといえる。
残された2017年後半の5ヵ月半は、投資家には難しい判断が迫られている。
東京市場では好業績、景気指標の回復、円安トレンドという材料を投資戦略にどう生かすか、考えてみれば難問が横たわる。
ここで参考にしたのは、今週の米バロンズ誌の「強気相場に潜む問題」(4 Questions About an Unlovsd Bull Market)という記事。