足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY市場ではバイオに人気の胎動・・・任天堂の荒波

2017-07-06 07:20:52 | 投資戦略
独立記念日明けのNY株は上昇した。北鮮でのミサイルICBMの打ち上げという材料を跳ね除け、この日の相場の地合いは一変した。これまで売られてきたアップル、アマゾン、アルファベットなどが買われた。特にナスダック指数は3日間の続落のあと急反発。
ウォール街で目立ったのはバイオ関連の上昇である。昨年前半までは相場をリードしてきたが、トランプ相場のなかでは、ほぼ1年間、調整局面を迎えてきた。
押し目買いのはいるのは当然である。ここ1年間はバイオ関連から人気は完全に離散し、鳴りを潜めてきたヘッジファンドの一部が動き出した。

任天堂(7974)の下落率が昨日は最近の高値から14%も急落した。まるで中小型株の人気株の動きと全く同じである。
上昇のときも異常な変動をするが、下落時も他の銘柄にはみられない波の荒い変動である。昨日の1日の売買代金は2331億円と、個別銘柄では第2位のトヨタ自の659億円の4倍近くになった。

現在の株式相場の全体のトレンドがつかみ難く、相場の業種別のリード役が欠如しているときだけに、市場の投機資金は任天堂の動きに集中する。
業績は絶好調で新製品のスイッチの国内での入手は全く不可能である。
1980年代の東京市場では、このように一部の人気仕手株に投機資金が集中し、株価の異常な上下への変動がみられた。
ただ任天堂は投機資金の思惑通りに動く人気ではなく、株価のファンダメンタルについては明瞭で有望な銘柄であることは確実である。日々の人気の動きに右往左往していては、成長株の本質を見失う。
日米の大手証券では目標値5~7万円を出すところも出ている。目標値の幅も異常に多きいい。

良品計画(7453)にチャンス。引き続き買い注目。