足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ドラッグストアに注目・・・外人が先行

2017-07-29 08:14:40 | 投資戦略
NY株は続伸した。
今週の相場はダウ平均でみると月曜日を除いて上昇した。発表中の第2四半期の好決算が背景にある。
個々の株価には織り込まれているが、サプライズ決算(予想を上回る)が散見され、弱気筋が相場を積極的に売り込むという相場展開でない。
この日はバイオ、薬品、保険、コンピュータが上昇、一方、先行した金融、製造業、通信はマイナス。業種別に循環買いが出てきて長期投資家には不満のない相場展開である。

最近のNY市場ではFANG人気ということばがFAANG人気に変わった。
フェイスブック(F)、アップル(A)、ネットスケイプ(N),グーグル(G)の成長株4社の頭文字をとった造語だが、それにアマゾンが割り込みFAANG人気ということばに変わった。
米国が誇る海外には類例のない企業群だ。米国の創造的破壊の精神が技術革新によって新世界を形成していく。
いずれも21世紀が生んだ成長株で、トップのアップル(AAPL)の時価総額が87兆円である。東証の時価総額が600兆円で両者を比較しても、NY市場の偉大さがわかる。

昨日のNY株ではバイオ、医薬品が相場をけん引した。これまで相場をリードしてきた金融株が一服しても、それに代わって相場をけん引すう業種が輩出するのがウォール街の強みである。日米の産業構造の厚みの違いだ。

米ヘッジファンドが日本独特のドラッグストア経営に注目する。日本ではコンビニの分野にも力点を置いて成長戦略をすすめる。日本のドラッグストアは食品が売上の50%超というのが普通にみられる。
東海、北陸で成長するゲンキー(2772)に注目したい。
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