足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は壁に当る・・・調整は当然のコース

2017-05-18 06:59:57 | 投資戦略
NY株は372ドル下落しダウ平均は2万606ドル。今月上旬には2万1000ドル台乗せして、次の目標は2万2000ドルという見方も出ていただけに、トランプ大統領就任いらい最大の下落になった。
ワシントンでの新大統領に対しての政策運営面での不安感も出てきた。
先頭を切って下げたのは、上昇相場の大黒柱であった金融株。指数ではダウ平均の-1.78%に対して、ナスダック指数の2.57%下落が目立つ。
相場の内容では銀行-3.95%、バイオ-2.70%、製造業-2.03%、ハイテク-2.70%。個々の銘柄ではゴールドマン・サックス、インテル、JPモルガン、マイクロソフトが下げの先導役。
今回の相場のリード役のナスダック指数の下落率-2.57%は1年ぶりである。
これまでのトランプ政権が様々な不安感を抱えながら、NY株は順調な上昇トレンドをたどってきたが、現政権が経験し初めての相場の下落である。

昨日の日本を含むアジア株は堅調な展開であったが、世界の上昇相場に壁をつくったのは欧米の株価である。

任天堂(7974)の新製品Switchの4月の米国での販売台数が28万台になった。年内の品不足は解消されそうにないが、6月13日の世界最大のゲーム・ショーを控えて期待観が一段と高まる。6月、7月の夏休みシーズンに向けて人気ゲームの新製品2作が販売される(ArmsとSplatoon2)である。昨日のNY市場の不振のなかで株価は堅調であった。

円相場は110.95円と上昇した。NY株の下落で資金が円相場に向かった。
NY株の調整は当然のコースである。