足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

東京市場では100倍の夢を追う

2014-07-02 06:18:47 | 株式

 NYダウは急騰し17000ドル目前、S&P5001800ポイントに迫った。いずれも史上最高値。一方、この日はナスダック指数の上昇率+1.14%が目立った。先週、木曜日に公開されたゴ―プロ(GPRO)はウエアラブル・カメラの企業だがこの日も人気が続き$48.90IPO価格$24)で引けた。公開価格に対して2.03倍。ヘッジファンド、投信の買いが入ったようだ。ナスダックではネットフレックス(NFLX)、ツィツタ-(TWTR)などの人気株がハイテク人気を盛り上げた。

 NYダウが17000ドルを目前に迫ったが投資家には高揚感はみられない。2009年のリーマンショックの傷あとが大きく、ここ5年間に資金を株式から債券など安全資産に移した投資家の大半は株の比率を元には戻していない。

 東京市場も昨日はNY株にさきがけて上昇した。消費税引き上げ後の景気に腰折れの懸念もなく個人消費の好調が続くことで投資家の間では安心感が広がる。

物色の流れの方向性については先月の相場とは大きな変化はみられない。昨日も個人投資家の投機資金が仕手的な銘柄や新興市場の人気株に向かった。ここ1~2週間は外人投資家よりも個人の方が元気がよい。先月の新興市場の人気株の活躍で利益をあげた資金が、短期的な利益を狙う動きは不変である。

 先月末に15の分割の権利を落としたミクシィ(2121)の人気が続く。タブレット向け人気ソフト「モンスト」のダウンロード数が900万人を超えダウンロード数1,000万乗せも迫る。ガンホー・オンライン(3765)の人気ソフトは2,000台を超えているが、株価は短期間に100倍近くになった。SNSゲームにはいままで経験しなかった人気を集める商品性がある。ミクシィの株価は安値から15倍になった。ガンホー人気のあとを追う。投資家は100倍の再現の夢を託す。

 ミクシィ人気をみてロボットのCYBERDYNE(7779)の今月末15の権利取りの人気が出てきた。ウォール街でのロボット人気もゴープロ(GPRO)をみればわかる。

 

今週は米国のロボット関連にも注目した。