足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

決算発表が本価格化

2011-05-09 07:33:52 | 株式

今週から3月決算の発表が本格化する。

本日は住友重機、東芝、住友商事、三菱地所、ソフトバンク、キーエンスなど景気をみるのに、その業績がヒントを与えてくれる決算の発表がある。

このなかで、これまでわれわれが注目してきた銘柄のひとつはソフトバンク(9984)である。

先週末の日経新聞には営業利益が6200億円(会社四季報は6000億円の予想)と伝えられた。最近の決算発表では数字面でいつもサプライズが普通になってきた。

夕方の決算発表の模様はウエブ上で実況が見られる。

最近の孫社長の説明には将来へ意気込みが明確に伝えられるようになってきた。われわれが注目するのはアップルの製品の販売を成長の原動力にして、すでにKDDIを追い抜きNTTドコモに迫るという戦略である。

いま一つは世界最大のネット市場になった中国での戦略である。米国の3倍のスピードで成長を続ける経済で、人口が13億人の国である。ネットの普及率はまだ3分の1以下である。これまで地道に資金を投じてきた成果が、ここへきて矢継ぎ早に成果が出始めた。先週は中国版フェイスブックのRenRenがウォール街で公開された。ソフトバンクが筆頭株主である。

最近は決算発表ごとに孫社長は成長戦略の目玉を取り上げてきた。今回はどのようなテーマが出るか?この点に注目したい。