足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

金属チタニウムにも動意

2007-01-26 17:10:33 | 株式

本日は、われわれがかねて注目している住友チタニウム(5726)が第3四半期の決算を発表した。今回も微調整であるが増額修正を発表した。売り上げ420億円→430億円、経常利益150億円→155億円である。

同時に期末の配当を25円の予定から30円に増やした。

2007年1月から金属チタニウムの+30%の値上げが実現したが、それは中間決算時にある程度、修正された。今回は為替レートが円安であったことに対する微調整であった。それにしても業績の好循環が軌道に乗ってきた。特に決算内容をみて注目されるのは輸出の急増である。第3四半期は輸出が+78.4%と国内の+33.9%の2倍のスピードで増加している。ボーイング向けの航空機用の金属チタンである。

東邦チタニウム(5727)の決算発表は今月31日の予定である。住友チタニウムと同じように業績の増額修正が期待できる。

金属チタニウム株は国際商品市況と関連して動く習性がある。

このところ海運、鉄鋼、そして貴金属、石油に動意がみられる。一部のヘッジファンドが動き始めた。

金属チタニウムの動きにも期待したい。