足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興市場、小型株の人気

2005-12-06 18:30:10 | 株式
第1部市場の調整をよそにして新興市場や小型株の元気がよい。新興3市場は本日で7日間連騰である。
特に売買代金が膨らんできているのが、相場(第1部市場を含めて)の先行きのセンチメントの強さを感じさせる。
本日、IPO(新規公開)の2銘柄のパフォーマンスがよかった。グランディハウス(8999・東2)はIPO価格=50万円で、初値は60万1000円、引けはストップ高の70万1000円カイ。私の理論株価は210万円。北関東を地盤とする戸建住宅の建築、分譲。商品の回転率に注力、4ヵ月経って売れなかったらコストまで下げる。
いまひとつのデリカフーズ(3392・東2)はIPO価格=32万円、初値は43万3000円で引けはストップ高の48万3000円カイ気配。理論株価は89万円。
両銘柄ともビジネスモデルは地味だが、寄りは人気がなく穏健なスタート。しかしその後は株価が合理性を発揮した。「相場は生きている」という実感である。ことしも残された立会い日数は17日間だ。ほぼ連日、IPOがある割合。目をそらさず、せっかくのチャンスをつかみたい。
11月30日にIPOしたフアンコミュニケーションズ(2461・JQ)がやっと動き出した。IPO価格150万円で、初値は330万円。その後の高値は357万円で、安値247万円まで売られた。今日は一時はストップ高。
ビジネスモデルがアフリエイト広告というインターネット広告の新しい市場での独立系ではトップ。グーグルとオーバーチュアともかかわりがある。
1株当たり売り上げが34万5000円でPSR(株価÷1株当たり売り上げ)を10~15倍とみた。345万円~517万円である。下限は実現したが、次は上限を目指すとみる。市場はいままで正当に価値を評価できなかったが、いずれ株価は合理性を発揮するとみる。インターネットでは久しぶりの成長株とみている。