足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

来週の戦略の練り直し

2005-12-02 22:40:58 | 株式
シカゴに本拠をおくインスティティユーショナル・キャピタルのロブ・ライオン社長とのインタビユーの記事が今週の米バロンズ誌に掲載されている。運用資産は130億ドル(1兆5600億円)であるが、その投資方針がトップダウン(マクロ面から分析し有望な産業を探す)、ボトムアップ(テーマなどには関係なく個々の銘柄の分析に力を入れる)にこだわらず自由自在に銘柄を選ぶほか、グローバルベースでの運用にも力点を置く。米国株だけで運用している機関投資家よりはるかに優れた成果を今年も上げている。
特に最近は日本株に力点をおく。「いまの日本は米国の1990年代初めの貯蓄組合破綻がヤマを超えた時期と酷似している。小泉首相の再選で経済改革に対する信頼感が強くなり、引き続き中国への輸出が好調。日本株の比率を大きく増やしている」として三菱商事、みずほフィナンシャル、三井不動産など業界を代表する銘柄に集中投資をしている。これからも日本株の好調さが外人投資家の日本株投資への熱意を高める。
前回の外人ブームであった1999年に比べて、外人の日本株に対するスタンスが格段に強いことを日増しに感じさせる。
日本株をみる視点に大きな広がりがある。
1万5000円のフシも単なる通過点でしかなかったのか?外人の動きをみて教えられた。
来週から年末にかけての戦略も練り直しを迫られてる。