バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

スギ花粉を用いた実験的アレルギー性鼻炎モデルの開発

2009年02月03日 | 医療 医薬 健康
水谷 暢明1), 吉野 伸1), 奈邉 健2), 河野 茂勝2)
1) 神戸薬科大学薬理学教室
2) 京都薬科大学薬理学教室
日本薬理学雑誌 Vol. 130 (2007) , No. 6 483-488

アレルギー性鼻炎は,くしゃみ,鼻汁分泌亢進および鼻閉を主症状とする典型的なI型アレルギー疾患である.くしゃみおよび鼻汁分泌の亢進は,抗ヒスタミン薬により抑制される.一方,患者にとって最も苦痛を強いられる鼻閉にはグルココルチコイドが繁用されるが,周知のごとくグルココルチコイドは優れた効果を発揮するが副作用も強く,これに代わる鼻閉の治療薬が望まれている.実験動物を用いたヒトの病態を反映した良好なモデルは,新規治療薬の開発に極めて重要な位置にあることは論をまたない. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/130.483


ペニシリウム属により生産される縮合キノロン誘導体

2009年02月03日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2000-59011 出願日 : 2000年3月3日
公開番号 : 特許公開2001-247571 公開日 : 2001年9月11日
出願人 : 山之内製薬株式会社 外1名 発明者 : 中川 彰 外5名

発明の名称 : 縮合キノロン誘導体

【課題】 新規キノロン誘導体の提供。
【解決手段】 ペニシリウム属(Penicillium)に属する微生物を培地に培養することによって、当該培地中にNO(一酸化窒素)及びTNF-α(腫瘍壊死因子)産制抑制活性を有する新規キノロン化合物誘導体(1)が生産される。該化合物又はその塩を有効成分とする医薬、好ましくは当該医薬が全身性炎症反応症候群、敗血症、多臓器不全、播種性血管内凝固症候群、又はエンドトキシンショックの予防及び治療剤である医薬である。



(式中の記号、R1は2-プロピル又は2-ブチルを、R2は水素原子又はヒドロキシを意味する。なお、R1が2-プロピルの場合、R2は水素原子を意味する。)

新規キノロン系抗菌薬排出ポンプ

2009年02月03日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
出願番号 : 特許出願2006-187660 出願日 : 2006年7月7日
公開番号 : 特許公開2008-11805 公開日 : 2008年1月24日
出願人 : 財団法人ヒューマンサイエンス振興財団 発明者 : 山根 一和 外1名

発明の名称 : 新規キノロン系抗菌薬排出ポンプ

【課題】 本発明は、新規のキノロン系抗菌薬耐性大腸菌、E. coli C316株の、キノロン系抗菌薬耐性の原因を明らかにすることを課題とする。本発明はまた、その様なキノロン系抗菌薬耐性を有する細菌を特定する手段を開発することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、細菌の細胞内からキノロン系抗菌薬を排出する活性を有するタンパク質およびこのタンパク質をコードする塩基配列を有する核酸を提供する。本発明はさらに、被検細菌サンプルに対してPCR反応またはまたはサザンブロットハイブリダイゼーション法を行って、qep遺伝子(SEQ ID NO: 1)の存在の有無を検出することによる、細胞内からキノロン系抗菌薬を排出する活性を有する細菌の検出方法もまた提供する。明細書(Text) >> J-tokkyo

代表的なQT延長薬の非臨床試験における成績

2009年02月03日 | 創薬 生化学 薬理学
杉山 篤(山梨大学 大学院医学工学総合研究部 薬理学)
日本薬理学雑誌 Vol. 133 (2009) , No. 1 4-7

 従来の非臨床試験では,薬物性QT延長症候群の発生を予知できなかった.その結果,不整脈誘発作用のある薬物が臨床の現場で患者に処方され,不整脈死が世界各地で発生した.このような事故を回避するため,日米欧医薬品規制調和国際会議(通称ICH)はS7BおよびE14ガイドラインに非臨床試験の役割を明確に記載し,特にQT間隔を延長する医薬品の不整脈誘発リスクを直接評価できる催不整脈モデルの重要性を示した. J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/133.4

新規キノロン系抗菌薬シタフロキサシンの薬理学的特性と臨床効果

2009年02月03日 | 医療 医薬 健康
神田 裕子(第一三共株式会社 研究開発本部 生物医学第四研究所)
日本薬理学雑誌 Vol. 133 (2009) , No. 1 43-51
シタフロキサシン(STFX:グレースビット®錠50 mg,細粒10%)は,第一三共株式会社において創製され,2008年6月に発売されたキノリン骨格の1位にフルオロシクロプロピル基を,7位にスピロ型アミノピロリジン基を有するキノロン系抗菌薬である.本剤は,既存のキノロン系抗菌薬耐性菌を含むグラム陽性菌ならびにグラム陰性菌,さらにはマイコプラズマおよびクラミジアなどの非定型菌に対して,既存キノロン系抗菌薬と比較して最も高い抗菌活性を示した.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/133.43

抗―ヒト乳癌モノクロ―ナル抗体

2009年02月03日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平11-161739 出願日 : 1986年10月7日
公開番号 : 特許公開2000-92 公開日 : 2000年1月7日
出願人 : カイロン コーポレイション 発明者 : デイビッド ビー.リング 外1名
発明の名称 : 抗―ヒト乳癌モノクロ―ナル抗体

【課題】 抗-ヒト乳癌モノクローナル抗体を提供すること。
【解決手段】 ヒト乳癌抗原に結合する乳癌のイメージングのために適当なネズミモノクローナル抗体であって、該モノクローナル抗体が、寄託されたハイブリドーマIVI 10079(ATCC HB 10808)により産生される759E3である、モノクローナル抗体。明細書(Text) >> J-tokkyo

ヒト遺伝子の一塩基多型

2009年02月03日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2001-191973 出願日 : 2001年6月25日
公開番号 : 特許公開2003-61661 公開日 : 2003年3月4日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型

要約:
(修正有)
【課題】 ヒト遺伝子に存在する一塩基多型の検出に有用なポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。
【解決手段】 ヒト遺伝子のエクソン領域とイントロン領域から単離・精製された新規な一塩基多型またはそれぞれの一塩基置換配列のいずれかを含むポリヌクレオチドであって、これらに対応する標準化プローブ、マイクロアレイおよび該DNA断片の組み合わせからなるPCRプライマーセットを提供する。これらは、ヒトの疾患診断や薬剤反応性診断に利用される。 明細書(Text) >> J-tokkyo

出願番号 : 特許出願2001-377637 出願日 : 2001年12月11日
公開番号 : 特許公開2003-174883 公開日 : 2003年6月24日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型(2)
【課題】 ヒト遺伝子に存在する一塩基多型の検出に有用なポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。ヒト疾患の診断や薬剤反応性診断などに利用できる。
【解決手段】 ヒト遺伝子から単離・精製された特定の塩基配列を有するポリヌクレオチドのいずれか、またはそれぞれの一塩基置換配列のいずれかを含むポリヌクレオチドであって、これらは特定の塩基配列をしたDNA断片から順次2つのDNA断片の組合せを1セットとしてPCR増幅される。明細書(Text) >> J-tokkyo


出願番号 : 特許出願2002-34717 出願日 : 2002年2月12日
公開番号 : 特許公開2003-235571 公開日 : 2003年8月26日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型(3)
【課題】 ヒト遺伝子に存在する一塩基多型の検出に有用なポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。
【解決手段】既知のヒトゲノム遺伝子のエクソン領域とイントロン領域を対象とした。選択した遺伝子領域を増幅するためPCR産物の塩基長が0.5から1.5kbとなるようにPCR用プライマーを設計した。2本のPCRプライマーを用いて、公知の方法によりPCR産物の配列を決定した。PCR産物の配列情報から検出プログラムを使用してSNPsを同定した。これより338個の既知遺伝子から935個のSNPsが得られた。


出願番号 : 特許出願2002-64373 出願日 : 2002年3月8日
公開番号 : 特許公開2003-259875 公開日 : 2003年9月16日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型(4)
【課題】 ヒト遺伝子に存在する一塩基多型の検出に有用なポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。
【解決手段】 ヒト遺伝子から単離・精製され、3309種類の特定の塩基配列いずれか、またはそれぞれの一塩基置換配列のいずれかを含むポリヌクレオチドであって、これらは上記3309種類の特定塩基配列とは別の4186種類の特定塩基配列で示されたDNA断片のうち、配列番号の若いものから順次2つのDNA断片の組合せを1セットとしてPCR増幅される。


出願番号 : 特許出願2002-84465 出願日 : 2002年3月25日
公開番号 : 特許公開2003-274966 公開日 : 2003年9月30日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型(5)
【課題】 ヒト遺伝子に存在し、疾患原因や薬剤反応性に関する遺伝子の探索に有用な一塩基多型の検出に有効となるポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。
【解決手段】 ヒト遺伝子から単離・精製され、863種類の塩基配列のいずれか、またはそれぞれの一塩基置換配列のいずれかを含むポリヌクレオチドであって、これらは別の1132種類の塩基配列を示したDNA断片のうち、配列番号の若い方から順次2つのDNA断片の組合せからなるプライマーセットを用いてPCRにより増幅される。


出願番号 : 特許出願2002-193236 出願日 : 2002年7月2日
公開番号 : 特許公開2004-33080 公開日 : 2004年2月5日
出願人 : 科学技術振興事業団 発明者 : 中村 祐輔 外1名
発明の名称 : ヒト遺伝子の一塩基多型(6)
【課題】ヒト遺伝子に存在する一塩基多型の検出に有用なポリヌクレオチド等の遺伝子関連材料を提供する。
【解決手段】ヒト遺伝子から単離・精製された複数の塩基配列のいずれか、またはそれぞれの一塩基置換配列のいずれかを含むポリヌクレオチドであって、これらのDNA断片のうち、順次2つのDNA断片の組合せを1セットとしてPCR増幅される。

「iPSジャパン」、国内外企業と使用許諾の交渉

2009年02月03日 | NEWSクリッピング
 京都大の山中伸弥教授らが作り出したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の特許を管理する「iPSアカデミアジャパン」(京都市上京区)が、国内外の製薬会社など10社前後と特許の使用許諾の交渉に入っていることが分かった。同社が2日、京大で開かれた第2回iPS細胞研究産業応用懇話会で明らかにした。同社は今年度中にも契約を結びたいとしている。
 同社によると、交渉中の契約は製薬会社らが社内で進める基礎研究に限った使用。許諾期間は3年間という。使用料は、国内のベンチャー企業で300万~500万円程度を想定している。
 同社の白橋光臣知的財産・法務部長は「設立から1年以内になんとか収入を上げたい」と話した。朝日新聞(Web版)2009-02-02

4-ヒドロキシ-2-ノネナール修飾蛋白質に対するモノクローナル抗体とその製造法

2009年02月03日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願平6-313652 出願日 : 1994年12月16日
公開番号 : 特許公開平8-168394 公開日 : 1996年7月2日
出願人 : 日研フード株式会社 発明者 : 豊國 伸哉 外1名
発明の名称 : 4-ヒドロキシ-2-ノネナール修飾蛋白質に対するモノクローナル抗体とその製造法及びこれを生産するハイブリッド細胞並びに4-ヒドロキシ-2-ノネナール定量用免疫測定キット

【目的】 この発明は工業用油脂、食品および生体において発生する脂質の過酸化物である4-ヒドロキシ-2-ノネナールを指標とし、これを免疫化学的に迅速・微量定量することにより、工業用油脂や食品の劣化あるいは生体の酸化的ストレスを評価することを可能ならしめることを目的としたものである。
【構成】 4-ヒドロキシ-2-ノネナール(HNE)による修飾を受けたカギアナカサガイのヘモシアニンを抗原とし、免疫されたマウスの脾臓細胞とマウスミエローマ細胞よりなることを特徴とした抗HNE修飾蛋白抗体を産生するハイブリッド細胞。4-ヒドロキシ-2-ノネナール(HNE)による修飾をうけたカギアナカサガイのヘモシアニンを抗原とし、免疫されたマウスの脾臓細胞とマウスミエローマ細胞とのハイブリッド細胞を作製し、前記ハイブリッド細胞の増殖により生産することを特徴とした抗HNE修飾蛋白に対するモノクローナル抗体。明細書(Text) >> J-tokkyo