バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

2008年、ゲノム情報提供サービスがブレイクするか

2008年01月14日 | 生命科学 生物誌
 ユーザーが唾液を送付して4~6週間後、イルミナによる解析データが23アンド・ミーに送られる。パスワードで自分専用にパーソナライズされた23アンド・ミー上のウェブページで自分のゲノム情報が閲覧できる。 渡辺弘美の「IT時評」2008-01-08

イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法

2008年01月14日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願平8-533189 出願日 : 1996年4月27日
公表番号 : 特許公表平10-504727 公表日 : 1998年5月12日
出願人 : サムヤン・ジェネックス・カンパニー・リミテッド 発明者 : ホン・セウンスー 外7名

発明の名称 : イチイ属植物からのタキソールの大量生産方法

本発明は、イチイ属植物の細胞培養物からタキソールを高い純度と回収率で大量生産するための迅速で簡単な方法に関する。本発明によるイチイ属植物からのタキソールの大量生産方法は、(i)イチイ属植物からのバイオマスを有機溶媒で抽出して粗製抽出物を得て、(ii)この粗製抽出物を合成吸着剤で処理し、濾過して濾液を得て、(iii)ヘキサンをこの濾液に加えて粗製タキソールを沈殿させ、(iv)この粗製タキソールをアルコールと水の混合物中で分別沈殿し、この沈殿物を真空乾燥してタキソール粉末を得て、そして(v)このタキソール粉末を高速液体クロマトグラフィーにかける上記の各ステップを含む。本発明の方法によれば、99%を超える純度のタキソールがイチイ属植物から90%を超える高い回収率で簡単に得ることができる。 関連技術情報>>バイオ塾情報創庫DB 2008-01-14

タキサン類産生微生物

2008年01月14日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2002-264096 出願日 : 2002年9月10日
公開番号 : 特許公開2004-97104 公開日 : 2004年4月2日
出願人 : 明治製菓株式会社 発明者 : 橘 燦郎

発明の名称 : タキサン類産生微生物

【課題】タキソールの合成原料であるタキサン類を微生物の培養によって安定して且つ大量に供給する新しい方法およびそのための微生物を提供する。
【解決手段】ペスタロッチア属に属し、10-デアセチルバッカチンIII産生能を有することを特徴とするタキサン類産生微生物、および該微生物を培養し、培養物中に生成蓄積される10-デアセチルバッカチンIIIを採取することを特徴とする10-デアセチルバッカチンIIIの製造方法。

抗癌剤タキソール感受性固形癌細胞の判定方法

2008年01月14日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2004-50284 出願日 : 2004年2月25日
公開番号 : 特許公開2005-237253 公開日 : 2005年9月8日
出願人 : 財団法人癌研究会 発明者 : 矢守 隆夫 外1名

発明の名称 : 抗癌剤タキソール感受性固形癌細胞の判定方法

【目的】 抗癌剤タキソール(Taxol)に対する感受性固形癌細胞を簡便かつ高精度に判定することのできる方法を提供する。
【構成】 固形癌細胞のcyclin B1遺伝子発現を測定し、タキソール非感受性固形癌細胞よりもcyclin B1遺伝子発現の多い細胞をタキソール感受性細胞と判定する。

タキサス種の細胞培養によるタキサンの増強生産

2008年01月14日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2007-28425 出願日 : 2007年2月7日
公開番号 : 特許公開2007-143557 公開日 : 2007年6月14日
出願人 : ファイトン・インコーポレーテッド 発明者 : ブリンギ,ヴェンカタラマン 外3名

発明の名称 : タキサス種の細胞培養によるタキサンの増強生産

【課題】既知のTaxus種(例えばbrevifolia、canadensis、cuspidata、baccata、globosa、floridana、wallichiana、mediaおよびchinensis)から、タキソール、バッカチンIII、および他のタキソール様化合物、またはタキサンを非常な高収量で生産する方法を提供する。
【解決手段】種々のタキサンの収量を増強するための、培養条件(即ち培地組成および操作方法)の特殊な改良点が発見され、特に好ましい増強剤には、銀イオンまたは複合体、ジャスモン酸(特にメチルエステル)、オーキシン関連成長調節因子、およびフェニルプロパノイド系路阻害剤(例えば3,4-メチレンジオキシ-6-ニトロ桂皮酸)が含まれる。T.chinensisの植物細胞培養物からのタキサンの収量は、これらの条件の一つ以上の利用によって特に増強されるが、全てのTaxus種からのタキサン収量もこれらの条件の利用によって改善される。

癌の処置および検出において有用な161P2F10Bと称される、核酸および対応タンパク質

2008年01月14日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2007-168300 出願日 : 2007年6月26日
公開番号 : 特許公開2007-254490 公開日 : 2007年10月4日
出願人 : アジェンシス, インコーポレイテッド 発明者 : アヤ ジャコボビッツ 外7名

発明の名称 : 癌の処置および検出において有用な161P2F10Bと称される、核酸および対応タンパク質

【課題】膵臓癌についてのさらなる治療選択肢および診断的選択肢の提供。
【解決手段】配列番号3に示されたアミノ酸配列を有するポリペプチドを発現する腫瘍細胞の増殖を阻害するのに使用される組成物であって、配列番号3によりコードされるタンパク質の活性を有する、1または数個のアミノ酸の置換、付加または欠失を有する、配列番号3に由来するポリペプチドまたはタンパク質に特異的に結合する、抗体またはその抗体フラグメントを含む、組成物。

癌を治療又は検査するための医薬

2008年01月14日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-127145 出願日 : 2006年4月29日
公開番号 : 特許公開2007-297339 公開日 : 2007年11月15日
出願人 : 鳥居薬品株式会社 発明者 : 石川 達

発明の名称 : 癌を治療又は検査するための医薬

【課題】コンピューター断層撮影を用いたX線検査に関して、従来の方法では検出が困難であった膵臓癌患者の肝転移を高感度に検出することができる画像診断方法を開発することである。また癌の中でも特に予後が悪い膵臓癌に対して顕著な効果を示す薬剤の開発をすることである。
【解決手段】X線検査前に造影剤に併用し、血管収縮剤であるAT-IIを投与することにより、従来は検出が困難であった膵臓癌患者の肝転移を高感度に検出する。さらに既存の制癌剤とAT-IIを併用することにより、膵臓癌に対して、制癌剤単独の場合と比較して、顕著な抑制効果を発揮する。


癌を治療又は検査するための医薬

2008年01月14日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2006-127145 出願日 : 2006年4月29日
公開番号 : 特許公開2007-297339 公開日 : 2007年11月15日
出願人 : 鳥居薬品株式会社 発明者 : 石川 達

発明の名称 : 癌を治療又は検査するための医薬

【課題】コンピューター断層撮影を用いたX線検査に関して、従来の方法では検出が困難であった膵臓癌患者の肝転移を高感度に検出することができる画像診断方法を開発することである。また癌の中でも特に予後が悪い膵臓癌に対して顕著な効果を示す薬剤の開発をすることである。
【解決手段】X線検査前に造影剤に併用し、血管収縮剤であるAT-IIを投与することにより、従来は検出が困難であった膵臓癌患者の肝転移を高感度に検出する。さらに既存の制癌剤とAT-IIを併用することにより、膵臓癌に対して、制癌剤単独の場合と比較して、顕著な抑制効果を発揮する。


オミクス解析による植物の有用物質生産遺伝子の発見

2008年01月14日 | 植物&農業
Discovery of plants' genes for production of useful compounds based on omics analyses.

平井優美
バイオサイエンスとインダストリー Vol.66 No.1  2008 p.15-19

植物は、人間にとって有用な多様な代謝産物を生合成する。その生産の人為的制御のためには、関与する遺伝子群の解明が必須である。遺伝子発現と代謝物の網羅的解析により、包括的遺伝子予測が可能となった。

バイオプローブを基盤とする化学生物学研究

2008年01月14日 | 創薬 生化学 薬理学
長田裕之
バイオサイエンスとインダストリー Vol.66 No.1 2008 p.8-14
有機化学あるいは有機化合物を出発点として、生命機能の解明を目指すケミカルバイオロジー研究が脚光を浴びている。本稿では、微生物由来の生理活性小分子を探索針(バイオプローブ)として、筆者らが展開しているケミカルバイオロジー研究を紹介する。実際に生化学試薬として上市されているバイオプローブの開発と生理活性についてまとめた。例えば、神経芽腫細胞の分化誘導物質として見いだしたエボラクタ工ンは、Hsp60に結合して、そのシャペロン活性を阻害することで、様々な細胞に対してアポトーシスを誘導することを明らかにした。エボラクタ工ンプチルエステル体(ETB)が、Hsp60阻害剤として上市されている。