人間の遺伝子の少なくとも18・5%について、米国の企業や大学などに特許が認められていることが、米マサチューセッツ工科大の研究グループの調査で判明。14日付の米科学誌サイエンスに発表された。
遺伝子の特許については、自由な研究が妨げられる危険や、商業利用が過熱することへの懸念が出ており、今後、議論を呼びそうだ。
研究グループによると、米政府の遺伝子データベースに登録されている約2万4000の遺伝子のうち、18・5%に当たる4382の遺伝子について、計4270件の特許が認められていた。
特許を持っていたのは約63%が民間企業で、約2000の遺伝子に関する特許を持つ米製薬会社もあった。28%は大学で、特許件数では、カリフォルニア大がトップだった。国別の特許保有率では米国が78%、日本は4%だった。河北新報 2005年10月14日
遺伝子の特許については、自由な研究が妨げられる危険や、商業利用が過熱することへの懸念が出ており、今後、議論を呼びそうだ。
研究グループによると、米政府の遺伝子データベースに登録されている約2万4000の遺伝子のうち、18・5%に当たる4382の遺伝子について、計4270件の特許が認められていた。
特許を持っていたのは約63%が民間企業で、約2000の遺伝子に関する特許を持つ米製薬会社もあった。28%は大学で、特許件数では、カリフォルニア大がトップだった。国別の特許保有率では米国が78%、日本は4%だった。河北新報 2005年10月14日