世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄(いわい・もとお)です。
私たちの心には、そして人生には、様々な悩みや苦しみがありますよね。でも、ある方がそんな私たちの悩みについて、とっても面白い表現をされました。それは、「私たちは悩むことができる存在なのだ」ということばでした。「悩むことができる」って素敵な表現だなあって思ったんです。悩むことや苦しむことがいけないことなのではなくて、悩んだり苦しんだりできる存在として私たちは造られている、というのですね。
考えてみますと、確かに私たちの心はどこかで本物を求めているのでしょうね。自分の存在ってどこから来てどこに行くんだろう、自分は何のために生きているんだろう、この苦しみの意味は何だろう、って。私たちの心のどこかに、人間を越えた存在に対しての求めや渇きがあるのは、とても不思議なことですよね。そして出来るだけいろいろなことを考えないようにはしていても、やっぱり私たちの心の奥には、本物への憧れがあるのでしょうね。
そして偽者や表面的な紛(まが)い物では満足出来ないほど素晴らしい存在として私たちは造られているんです。だから私たちは悩むのでしょうね。
かつてアウグスチヌスという人は、聖書の語る神様を覚えながらこう告白しました。「あなたは私たちを御自身に向けてお造りになりました。ですから私たちの心はあなたのもとに憩うまでは安らぎを得ることはできないのです。」と。
神様のかたちに創造された私たちは、心のどこかで神様のもとにある平安を求めているんですね。
聖書にこんなことばがあります。
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。 (ペテロの手紙第一 5章7節)
どんな悩みも苦しみも私たちは神様にお任せすることが出来るのです。神様があなたを愛し、あなたを待っていてくださるからです。この平安をあなたも御自分のものとするために、神様のもとに、神様の憩いの中に戻っていらっしゃいませんか? ここにこそ本物の平安があるのです。
( PBA制作「世の光」2008.3.7放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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