♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■御名があがめられますように / 関根弘興

2018年02月23日 | Weblog
2018/1/19放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。聖書は祈りの大切さを教えています。イエス・キリストは弟子たちにどのように祈ったらよいのかを教えてくださいました。それは主の祈りと呼ばれるものです。この祈りは「天にいます私たちの父よ。」(マタイ 6章9節)という呼びかけから始まるんです。

 そして続いて「御名があがめられますように。」(マタイ 6章9節 新改訳聖書)と祈るのです。御名とはお名前ということですね。これは神様ご自身を表しているんです。ですから「御名があがめられますように」とは、神様があがめられますようにという意味なんですね。

 「あがめられますように」とは具体的にはどういうことなのでしょう。このことばは「聖なるものとされる」という意味があります。ですから「御名があがめられますように」というのは「神様が聖なるものとされるように」(参照 新改訳2017 マタイ 6章9節)という祈りなんですね。

 でも神様は私たちが祈る前から聖なるお方ですよねえ。きよいお方です。どうして「聖なるものとされるように」と祈るのでしょう。実はこの祈りは「神様が聖なる方であることをすべてのものが認めるようになりますように」という意味が込められているものなんです。

 旧約聖書のエゼキエルという預言者がいました。エゼキエルが神様のことばを語った時、人々は「神様なんか礼拝しても意味が無い。天地を創造した神様がいるといっても私たちは敵国に抑圧され、こんな惨めな貧しい生活を送っているではないか。」 そのように反発されてしまったんです。でも神様はエゼキエルを通して彼らにこう語ったんですね。「わたしがお前たちを通して聖なるものとされるとき、諸国民はわたしが主であることを知るようになる。」 このように言われたんです。つまり一人ひとりが「御名があがめられますように、聖なるものとされますように。」と祈ることを通して、すべての人々が神様が主なるお方であることを知るようになっていくのだと教えているんですねえ。

 イエス様は、私たちが神様の完全さや力を疑ったり否定したりするのではなく、「神様。あなたはすべてを最善に導いてくださる聖なるお方です。聖なる主です。」と大胆に告白し、「神様があがめられますように。」と祈りなさいと教えておられるんですね。そしてその祈りによって確かに神様が主であることを自分もまた周りの人々も知る事ができるようになっていくのだと約束してくださっているんです。

  (PBA制作「世の光」2018.1.19放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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