♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■恐れることはない  / 福井 誠

2011年12月29日 | Weblog
2011/12/29放送
 
 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。 今日のバイブル・メッセージは「恐れることはない」です。

 それではマタイの福音書 10章29節から読んでみましょう。

 二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。

 私の義理の父が海外に出張に行った時のことです。毎日英語漬けの生活にほとほと疲れが溜まってきたそうです。そんなある日、重たい気持ちで朝、目が覚めると、ホテルのベランダから何と日本語が聞こえてきたと言います。その正体は雀でした。海外でも雀は「チュンチュン」と聞こえたと言うのです。なるほど、ちょっとした笑い話ですが、普段は雀など気にも留めない鳥ではないでしょうか。

 聖書には「二羽の雀は一アサリオンで売っている」と言います。一アサリオンというのは、当時のローマ(帝国)では最小単位の銅貨でした。当時デナリというお金も使われましたが、それは大体一日分の日当に相当したと言います。で、一アサリオンは一デナリの16分の1以下であったそうです。ですからルカの福音書では、五羽で二アサリオン(ルカ12章6節)、とありますから一羽はおまけでついてくるというものです。ま、当時の日当と今の日当を単純に比較することはできないと思いますが、とにかく安く買える、価値がない、そんなことを言いたいのでしょうね。大切なのは、そんな誰の気にも留められない雀の一羽ですら神様は心にかけてその雀の命すら神様のお許しなしには失われることはない、ということです。となればそのような雀よりは比べ物にならないほどに価値のある人間に対して神様の配慮と心遣いがないだろうか、という訳ですね。

 あなたは自分がつまらない人間であると思っていることはないですか? 自分は誰にも好かれない、誰にも愛されない、どうでもいい人間だ、と思っていることはないですか? 神様はあなたを大事に思ってくださっています。神様があなたを心に留め、あなたの人生を導こうとしておられることをぜひ覚えていただきたいと思います。

  ( PBA制作「世の光」2011.12.29放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
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