♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の恵みはとこしえまで / 羽鳥頼和

2017年04月01日 | Weblog
2017/4/1放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は旧約聖書の詩篇118篇からお話しします。

 この詩篇はバビロニア帝国によって滅ぼされ異国の地に囚われの身となっていたイスラエルの民が解放され、祖国に戻ることができ、神殿を再建することができた頃に、礼拝で歌われていたものであろうと考えられています。

 「主の恵みはとこしえまで」ということばが何度も繰り返されます。このことばは、一度完全に滅ぼされてしまった自分たちが再び祖国に戻り、神殿を再建することができたことは神の恵みに他ならない、と感謝すると共に、このような素晴らしい神の恵みがこれからずっと自分たちに続くということが確信をもって告白されているのです。

 この詩篇は更に語ります。「門を通って神殿に入り、主に感謝しよう。」 再建された神殿で神に感謝の礼拝をささげよう、というのです。

 このように詩篇118篇では滅ぼされたイスラエルが祖国への帰還をすることができ、神殿を再建することができた、という神の救いのみわざを覚えています。そしてその事をイスラエルを家を建てるときの石に喩えて語っています。
 「家を建てる者たちの捨てた石、それが礎の石になった。これは主のなさったことだ。私たちの目には不思議なことである。」
 
 世界中から見捨てられた石であるイスラエルが、神によって世界の中でも重要な存在となったというのです。そしてこのことばはキリストの預言でもありました。「捨てられた石」とは、人々に見放され十字架で死なれたキリストのことであり、そのキリストが復活してすべての人の救いとなられたことが礎の石と言われているのです。

 新約聖書ペテロの手紙第一 2章4節5節はこの詩篇のことばについてこのように言っています。
 「主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが、神の目には、選ばれた、尊い、生ける石です。あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。

 「霊の家」とはキリストの教会のことです。キリストを救い主と信じる者はキリスト教会の一員となり、神の恵みをいただいて神に救われ、神に感謝し、神を賛美するのです。
 (PBA制作「世の光」 2017.4.1放送でのお話より )
 
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