♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■身の潔白を主張するヨブ / 羽鳥頼和

2016年11月12日 | Weblog
2016/11/12放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は旧約聖書のヨブ記31章からお話しします。

 ヨブ記の主人公であるヨブは大きな苦難に遭いました。そんなヨブの所に3人の友人がやってきました。友人たちはヨブを慰め励ますためにやってきました。ところが友人たちとの語らいは議論になってしまいました。友人たちはヨブに、自分の罪を認めろ、と強く言いました。しかしヨブは最後まで、自分は潔白だ、と主張します。「私は情欲を持って女性を見たことはない。嘘をついたことがない。浮気も不倫もしていない。人への偏見、差別をしなかった。貧しい人、困っている人たちを見捨てたりしたことはなかった。お金をあてにしたり偶像に頼るようなことはしたことはない。人を憎んで呪ったり嫌いな人の不幸を喜んだりすることもしなかった。」 ヨブはこのように言いました。本当にそうだったのでしょうか。

 ヨブ記の初めで神はヨブのことを「彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいない」(ヨブ記 1章8節)と言っています。本当にヨブは正しい人、立派な良い人だったのです。

 さて、ヨブのような正しい人にパウロという人がいます。パウロは聖書をよく読み、そこに書かれている神の教えを忠実に守っていた人でした。パウロは行いにおいては非の打ちどころのない完璧な人でした。ヨブと同じです。

 しかしそんなパウロが自分のことをこのように言っています。
 「私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。」(ローマ 7章24節)

 パウロは聖書を読めば読むほど、自分が罪人であることを認めざるを得ませんでした。そのパウロが「すべての人は生まれながらにして神の裁きを受けなければならない存在だ」(参照 ローマ 3章23節、エペソ 2章3節)と言っています。人は生まれながらにして罪人です。ですからヨブもパウロも罪人です。そんなパウロはイエス・キリストを信じることによって罪を赦されて救われました。ヨブも神に救いを求めました。どんなに立派な人も生まれながらに罪人です。そしてそんな罪人を救うことができるのはイエス・キリストただお一人です。

 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください

 (PBA制作「世の光」 2016.11.12放送でのお話より )
 
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