♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神を退けて / 福井 誠

2016年07月07日 | Weblog
2016/7/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神を退けて」です。それでは第一サムエル記10章19節から読んでみましょう。

 「ところで、あなたがたはきょう、すべてのわざわいと苦しみからあなたがたを救ってくださる、あなたがたの神を退けて、『いや、私たちの上に王を立ててください。』と言った。

 いよいよイスラエルの国でサウルが王様として選ばれます。イスラエルの預言者サムエルがサウルを王と任命する前に国民全体を集めて神様のことを伝えていますねえ。

 「イスラエルの神、主はこう仰せられる。『わたしはイスラエルをエジプトから連れ上り、あなたがたを、エジプトの手と、あなたがたをしいたげていたすべての王国の手から、救い出した。ところで、あなたがたはきょう、すべてのわざわいと苦しみからあなたがたを救ってくださる、あなたがたの神を退けて、『いや、私たちの上に王を立ててください。』と言った。」(18節、19節)

 サムエルは「国民が王を求めて神を退けた」と言います。サムエルがこのように神のことばを語り伝えてはっきりさせたかったのは、イスラエルの民が神ではない人間に過ぎない 王に過度な期待を寄せすぎる危険性についてでした。国家の命運を左右するのは王の指導力でも軍事力でもありませんね。すべての背後にあって物事を導いておられる、目に見えない神様です。その神様を忘れてどんなに優れた王を迎えても期待通りのことが起こるとは限らないということです。

 皆さんも時折、人生で物事がうまく進まないなあと思うことはありませんか? そんな時にどうされますか? 誰か知恵深い人を見つけてその人に相談すれば物事が解決すると思ったりしませんか? あるいは人に頼らず自分で何とかその窮状を乗り越えようと動き回ることはないでしょうか。大切なのは私たちの人生の動きを握っておられる神様に目を向けていくことですね。天地万物を、そして地上のあらゆる人を支配し物事を導いておられる神様に心を開くことです。

 そこでぜひお近くの教会へ行って、聖書からその神様についてもっと詳しく知っていただきたいと思います。あなたの人生を祝されようとしている神様を退けることなく、むしろ信頼して生きたいものですね。

(PBA制作「世の光」2016.7.7放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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