♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■イナゴの災害/板倉邦雄

2015年06月24日 | Weblog
2015/6/24放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。 今日は「イナゴの災害」という題でお話ししましょう。

 エジプト王様への8回めのリクエストを先週放送しました。そのリクエストとは、「私たちは幼い者も老いた者も息子も娘も羊や牛を連れて、主なる神様を礼拝する祭りに行きます。そのためにエジプトを去らせてください。」という指導者モーセの要請でした。しかしエジプトのパロ王様はその願いを断固として拒みました。

 主なる神様はモーセに言われます。「あなたの手をエジプトの地の上に差し伸べてイナゴを上らせなさい。そして地上のすべての青物をことごとく食べさせなさい。」

 そこでモーセは出て行って杖を差し伸べると、主なる神様は一日中夜も昼も東風を吹かせたのです。そしてその風に乗ってイナゴの大群がエジプト全土を襲いました。地は暗くなり、地のすべての青草、野菜そして木の実はことごとく食い尽くされてしまいました。

 大被害を受けたエジプト国民の声は王様の耳にも届いたのでしょう。そこで王様は急いでモーセとアロンを呼んで言いました。「私はあなたがたの神・主に対して、またあなたがたに対して、約束を守らない罪を何度も犯しました。それでどうかもう一度だけ私の罪を赦してもう一度チャンスをください。そしてあなたがたの神・主に祈願してこの被害による死を私から離れさせてください。」

 そこでモーセはパロ王様の所から出て、主なる神様に祈願したので、主なる神様は強い西風を送り、イナゴを吹き上げ、紅海に追いやられたのでエジプト全土には一匹のイナゴも残らなかったのです。

 しかし主なる神様がパロ王様の心を頑なにされたので、王様はイスラエルの人々を去らせませんでした。

 さて王様は自分の心が頑固になっているのは神様に導かれているなどとは夢にも思っていなかったでしょう。あくまでも自分の自我、自己中心の欲望を自分の意志で決断していると思っていたのです。

 それにしてもイナゴや風を支配し、人の心をも支配しておられる主なる神様の全知全能と摂理の力を感じますねえ。

 (PBA制作「世の光」2015.6.24放送でのお話より )

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