♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■信じるものになりなさい 5 / 大嶋重徳

2014年03月04日 | Weblog
2014/3/4放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。

 「私は決して信じない」(ヨハネ 20章25節参照)と言ったトマスの所へイエス様が訪れてくださったことがヨハネの福音書20章に記されています。この日、戸は固く閉ざされ、鍵がかけられていました、とあります。これはまさしく、信じられない、と思うトマスの心の状況そのものでした。

 そこにイエス様が「平安があなたがたにあるように。」(ヨハネ 20章26節) ということばと共に現れてくださいました。トマスの、信じられない、という不安・不信感に対して「平安があるように」ということばをトマスにも聞かせたかったのでしょう。イエス様は、信じられない、そう思うトマスの思いをすぐに駄目だとはおっしゃいませんでした。

 信仰を持てないと感じることは不安なことです。自分はこのままいつまでも信じることができないのだろうか、あるいは自分の信仰が死んだように思い、平安を失ってしまうということがあります。自分の信仰のなさを責める事もあるでしょう。イエス様の十字架の死を目の当たりにした弟子たちも本当に不安であったと思います。

 しかしイエス様はそんな弟子たちに復活して現れ、「聖霊を受けなさい。」(ヨハネ 20章22節) と息を吹きかけられました。聖書には、誰でも聖霊によらなければイエスを主と告白することができません(1コリント 12章3節参照)、とあります。イエス様は、信じることができるように助け主である聖霊なる神を私たちに送ってくださるのです。復活されたイエス様は、信じることができない今日の私たちの心にも聖霊なる神様を送ってくださいます。またラジオをお聴きのクリスチャンの皆さんにとっても、もし今ご自分の信仰が死んだように思えるかもしれません。しかしイエス様は死んだままで終わることのない方、復活された神です。そのイエス様がこの朝も「平安があなたがたにあるように。」と、死んだままに終わらせない復活の信仰を私たちに与えてくださるのです。そしてご自分の息を吹きかけて「聖霊を受けなさい。」と言って神様からの平安をくださるのです。息が吹きかかるとは、すぐそばにイエス様がいてくださるということです。この朝も私たちはイエス様がすぐそばにいてくださることを感じながら、この平安をいただいてイエス様と共に一日を始めて参りたいと思います。

 ( PBA制作「世の光」2014.3.4放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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