♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■父たちに対する教え / 山中直義

2013年03月19日 | Weblog
2013/3/19放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。幸いな親子関係の秘訣について二週に渡ってバイブル・メッセージをお届けしています。先週は子どもたちに対する聖書の教えに耳を傾けました。親に対して高ぶることなく心を込めてようく耳を傾ける、それが子どもたちにとって幸いな生き方である、と聖書は教えています。

 さて今週はその子どもたちにことばを聞かせる親たちに対する教えです。新約聖書コロサイ人への手紙3章21節にこうあります。
 「父たちよ。子どもをおこらせてはいけません。彼らを気落ちさせないためです。

 子どもたちに対して権威ある立場にある者は子どもを怒らせてはいけません、聖書はそう言います。ここで怒らせると訳されていることばは「掻き混ぜる」「掻き立てる」ということばです。聖書は子どもたちに対して親のことばにようく耳を傾けるように、と教えた上で、親に対しては、子どもを掻き立てて無理にそうさせることはしてはならない、と教えています。

 確かに心を込めてようく耳を傾けるという行為は無理強いされてできることではありません。旧約聖書の雅歌8章4節にこうあります。
 「揺り起こしたり、かき立てたりしないでください。愛が目ざめたいと思うときまでは。
 自分から喜んで親のことばに耳を傾けたい、子どもたちが自発的にそう思えるように子どもを深く愛し思いやり、祈り、彼らを本当に幸せにすることばを語り続ける、それが親に対して聖書が与えている教えだと言えます。

 子どもたちが自分から喜んで耳を傾けたいと思えるほどに子どもたちを愛し続ける、それは決して簡単なことではありません。ですが私たちには希望があります。それは私たちを愛し、思い、決して無理強いする事なく本当に必要なことばを語り続けていてくださる神様の語りかけ、聖書のことばが与えられているからです。

 私たちを深く愛し、私たちを本当に幸いなものにしようと声を懸けていてくださる神様のことば、聖書のことばにようく耳を傾けながら、私たちも子どもたちを愛し、子どもたちを本当に幸せにすることばを語らせて頂きたいと願います。

(PBA制作「世の光」2013.3.19放送でのお話しより )

******


さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする