♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■祈りに対する不思議な応え / 岩井基雄

2012年05月25日 | Weblog
2012/5/25放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 私たちは時々、神に祈ることがありますね。祈りの対象の神様がどんな方か分からなくても、病気のときや身体の不自由さを抱える時、なおさら祈りたくなりますよね。あなたはいかがでしょうか。

 アメリカのニューヨークにある物理療法リハビリテーション研究所の受付の壁には次のような「病む人の祈り」が掲げられているそうです。


大きな事をなそうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった


より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱を与えられた


幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった


世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまづくようにと
弱さを授かった


人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと
いのちを授かった


求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りはすべてかなえられた


私はあらゆる人の中でもっとも豊かに祝福されたのだ


(※ J・ロジャー・ルーシーによる…イエズス会の神父。ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に、入院中この詩を書き残した。)

 病気や体の不自由さを持ち、治療やリハビリをしている人々またその支え手となる人々がまず心に留めることそれは神様はどんなことも恵みに変えることができ、私たちの不自由ささえも用いて本当の宝や答えを見いだすことができるお方だというのですね。私たちは、できることならば様々な苦しみや悲しみを避けたいと願います。しかし聖書が語るまことの神様は私たちにそれらのことをあえて与えるとき、その苦しみも用いて私たちの人生を豊かに祝福してくださるのです。
 旧約聖書の詩篇にはこう書いてあります。
 「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました。」 詩篇119篇71節

 聖書が語る神様はあなたが祈る前からあなたの必要を、あなたの求めをすべて御存知です。そしてあなたに本当に必要なもの永遠に価値のある本物を与えてくださるのです。あなたも神様にある本当の豊かさに生かされませんか? 

   (PBA制作「世の光」2012.5.25放送でのお話しより)

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******


 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする