♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心の人柄を飾ろう / 関根弘興

2012年01月16日 | Weblog
 2012/1/16放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。

 新約聖書の舞台となった時代はローマ帝国の時代でした。当時のローマ社会では非常識と思える贅沢が沢山あったそうです。沢山の装飾品をつけて豪華な着物を着て、そして豪勢な食事をいただく。あたかもそういったことが人生の成功を表すかのように考えられていた時代でした。

 まあそういう社会にイエス・キリストの福音は伝えられていった訳ですけれども、弟子の一人ペテロはこんなことばを書いています。
「あなたがたは心の中の人柄を飾りなさい。柔和で穏やかな霊という朽ちることのないものを飾りなさい。」(1ペテロ 3章4節参照) このように勧めたんですね。

 ま、今の時代はどうでしょうか。なんかいつもイライライライラしているような時代、待つことができない時代。忍耐することは苦手で、すべてが瞬時に達成されないと我慢できないような時代ですよね。そういう中で人柄を飾るということのためにどうしたらいいんでしょう。そのために私は大切な二つのことをお伝えしたいと思うんです。

 第一は、あなたの一週間のリズムを心を静めるというひと時から始めるということです。キリスト教会では日曜日に必ず礼拝があります。ですからこの礼拝を大切にしていただきたいと思うんです。人は場所を変えることによって心も整えられていきます。もちろん家でのんびり過ごすことも大切です。それと共に週の初め、教会という場所で神様の前に心を静め、讃美歌を歌い、聖書のことばを心にいただくこと、これが人生の基本となり、あるべき人生のサイクルを生み出していくんですね。あなたの中に穏やかな霊を作り出す源となっていきます。

 二番目は、生かされていることへの感謝を溢れさせるということです。感謝のない人生を考えて見てください。愚痴と不平ばかりの人生なんて考えただけでもつまらない人生ですよね。そして人も遠ざかっていくでしょう。でも人生にはいろんなことがあるんですけども、でもニコッと微笑み、「神様。今日生かされてこうして人生を送れることを感謝します。」と勇気を持って声を上げてみませんか? 冗談じゃないよ、感謝なんて何一つないさ、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもそれはただあなたが感謝すべき沢山のことに気づいていないだけなんです。神様に対して、人に対しても「ありがとう」って言えるそんな素直さは人生を限りなく豊かにしていきます。

 聖書のことば

 「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。」(エペソ 5章20節)

 (PBA制作「世の光」2012.1.16放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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