♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神を恐れ、神の命令を守る

2010年12月30日 | Weblog
2010/12/30放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 福井 誠です。 今日のバイブル・メッセージは「神を恐れ、神の命令を守る」です。 それでは伝道者の書12章13節から読んでみましょう。

 「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。
 
 伝道者の書の最後の章は人間の老いの空しさを語っていますねえ。 歳をとるとともに身体は確実に衰えます。 腕は震え、背は丸くなります。 歯が抜け、視力や聴力も衰えます。 更に声も弱くなり、足が弱くなって歩行もノロノロすることでしょう。 昔はたくさんの人と一緒に楽しく社交の時を過ごすということがあっても、歳をとると誰も寄り付かない。 涸れ井戸のようになって寂しい思いをしたりします。 聖書は人間の現実を実に巧みな比喩で語っていますねえ。 

  しかし人間の老いをただそのように衰えとして考えることほど寂しいものはありません。 大事なことは、人間は老いて終わりという訳ではないことです。 伝道者はこう語っています。 

 「ちりはもとあった地に帰り、霊(つまり魂)はこれを下さった神に帰る。」(12章7節)

 人間は塵(ちり)で造られたのだから塵に戻っていく。 しかし霊は神より授かった特別なものなのだから、これは地上をさ迷うのでも消滅するのでもなくて、神のもとに帰るのだ、というのです。  初めに天と地をお創りになり、さらに人間を創られた神のもとに帰るという訳ですね。 だからこそ、「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」 (12章1節)ということなのでしょう。 

 人間は誰しもが老いていきます。 例外なくみな同じ道を辿って死を迎えます。 しかしそれで終わりなのではなくて、霊は神に迎えられていく訳です。 だからこそ自分が帰っていくべき所におられる神さまを覚えて歩みなさい、ということになるのでしょう。 

 信仰によって、死も人間にとっては無駄なものではなくて、重要なけじめであるということになるのではないでしょうか。 

 神様を信じて、神様を恐れた歩みをさせていただきましょう。

  ( PBA制作「世の光」2010.12.30放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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