♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■なんとしても伝えたい

2010年02月09日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごして行きたいですね。

 イエス様の弟子の一人、ヨハネという人は以前イエス様からボアネルゲ、「雷の子」とあだ名された気性の激しい男でした。 しかし晩年彼は「愛の人」とあだ名され、神様に愛されていることを知り、互いに愛し合うことの大切さを伝える人物になっていきました。

 そんな彼が何通もの手紙を書いているんですが、ヨハネはイエス様の弟子として行動を共にした人物です。 ですからイエス様の実際の目撃証言者なんですね。 ま、証言するという時に、何かを目撃している、それも行動を共にしている、ということはこれ以上の明快な証言はありません。 ヨハネは、イエス様は何架空の人物ではなく、目で見、手で触れることのできる方、じっと見つめることのできる方として来てくださったのだと証言しているのです。

 そして彼は自分の人生がもう終わろうとしている時、自分の人生を振り返って思いました。 私の人生にはいろんなことがあった。 いろんな出会い、いろんな人間関係があった。 そんな中で何としても伝えたい出会いがある。 それは私だけのものにしておくのにはあまりにももったいない素晴らしい出会いだ。 その方との出会いはイエス・キリストとの出会いである、と彼は語っていくんですね。

 よく、人生は出会いで決まる、と言われます。 ヨハネという人にとってイエス様との出会いは人生の喜びの源となっていきました。

 それではこのイエス様とはどういうお方なのでしょう。 ヨハネは、イエス様はこの世界の元(はじめ)から存在し、この天地の創造の初めからいらっしゃる方だ、と語っているんです。 「いやあ関根さん、イエス様は二千年前のあのベツレヘムで生まれたんでしょう? どうして世の初めからいるなんてことがあるんですか。 ヨハネは少し頭が変になってしまったのではありませんか?」 ま、こう考える方もいるかもしれませんね。 しかしヨハネは人が何と言おうが、このお方は世の初めからおられ、そして私たちの生活の只中に、人として来てくださった方なのだ、と語るんです。

 聖書が教える真理はこうです。 人が神のようになろうとする生き方は破壊しかもたらしません。 高慢な生き方そのものになります。 そこには何も良いものは生みだされないんです。 しかし神なる方が人として来てくださったとするならどうでしょう。 まあそれは考えられない謙遜な姿です。 しかしこの神が人として来てくださったという歴史的な出来事の中に人間の救いと、人がどのように歩んでいくべきか、生きる模範が示されることになったのです。

 ヨハネは、神が人として来てくださったイエス様を何としても伝えたいと願ったんですね。 そして私もラジオを聴いているあなたにぜひ知って欲しいのです。 イエス様との出会いの中に、罪の赦しといのち、そしてどれほど深く愛されているかを知ることができるんです。

 (PBA制作「世の光」2010.2.9放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

***

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblical.jp 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする