世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興(せきね・ひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
牧師をしていますと時々こんな質問をされることがあります。「関根さん、イエス・キリストを信じて生きていく時に、問題は起こらなくなるんですか?」 ま、こういう質問ですね。で、もう一つは、「イエス様を信じて生きていくと、もう落ち込んだりしませんか?」 ま、こういう質問もあります。
ま、イエス・キリストを信じて生きていくということは実は問題のない人生を保証するものではないんですねえ。またあなたが決して落ち込まないスーパーマンのような人になることでもないんです。あなたの弱さの中に働かれるイエス様があなたの助けとなってくださることを約束しているんですね。
イエス様は弟子たちに対して「あなたがたは、世にあっては患難があります。」(ヨハネ 16章33節)と、はっきり告げられました。イエス様は私たちに、問題や悩みのない人生を与えるとは約束なさらなかったんです。それどころか、世にあっては患難がある、とはっきり言われたんですねえ。しかしイエス様はそれだけ言って終わった訳ではありません。患難はあるけれども「勇敢でありなさい」(ヨハネ 16章33節)とも語ってくださったんです。
「勇敢でありなさい」 いいことばですね。ま、臆病の私にとっては励まされることばです。このことばは、「しっかりしなさい」とか「心配しないでいいよ」という意味が込められたことばなんです。イエス様がいつも多くの人に語ったことばの一つでもあるんですね。
舟を漕ぎあぐね、嵐の中で恐れ戸惑う弟子たちにイエス様は、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」(マタイ 14章27節)と言われました。床(とこ)に寝たまま運ばれてきた中風の人に対してイエス様は、「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」と言われました。(マタイ 9章2節) 12年間婦人病で患っていた女性に対してイエス様は、「娘よ。しっかりしなさい。あなたの信仰があなたを直したのです。」(マタイ 9章22節)と言われました。
イエス様が「勇敢でありなさい」と言われたのは、あなたがただ痩せがまんして無理して自分の力でがんばれという意味ではないんです。私たちが勇敢に生きていくことができるのは、イエス・キリストの約束の事実があるからなんです。
パウロという人はこう言っています。「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」(ローマ 8章31節) そして続けて「私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。」(ローマ 8章37節) こう記しました。
今日もキリストはあなたに「勇敢でありなさい」「しっかりしなさい」「心配しないで委ねなさい」と語ってくださっているんですよ。
( PBA制作「世の光」2007.11.06放送でのお話しより)
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