♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心を喜ばすもの

2007年10月26日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今日は、生きる喜び・楽しみを見い出す知恵についてお話しします。これは簡単なようでなかなか難しいことではあるんですよね。なぜなら、私たちの生活の中には、どうしても大変なことや苦しいことのほうが多いっていうのが普通ではないでしょうか。そしてそちらの方にむしろ共感を覚えてしまいます。ですから普通は喜び・楽しみって言うと、何かお酒を飲んでワイワイやったり、趣味や好きなことをする、そういうことだけのように思ってしまいがちです。でもそういうものとはまた別の面がある、と人生の知者ソロモン王は言っています。

 まず第一に、人生はもともと苦労の多いものなんだ。だから、仕事や労苦そのものの中に喜びや楽しみを見い出すことだって言うんです(伝道者の書 5:18 「見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。」)。それは、どんな辛いことやしんどいことの中にも必ず毎日食べている、飲んでいる、生きているではないか。それは単なる偶然ではない。神が与えてくださった賜物であると悟る。そうすると何を食べる(か)、食べたから嬉しい、というのではない。今、今日も食べられる、飲める、いのちがある、働ける。そしてそれはみな神様からのプレゼントだと思う。そうするとそのこと自体の中に意味があり、感謝が・喜びが感じられるって言うんです。

 もう一つは、お金・財です。これも私たちはどうしてもその額・収入に心をとらわれますねえ。そしてついつい人と比較してしまいがちです。ですから大切なのは今あるもの、これは神が与えてくださった私の受ける分だ、と感謝してこれを有効に使い楽しむ(ことだ)というのです。いくらたくさんあっても浪費して不満の人もいます。わずかでも感謝して上手に自分のために人のために使って楽しむこともできるという訳です。
 そんな知恵の心、ことばをソロモン王はこんなふうに言っているんです。旧約聖書の伝道者の書5章19節、20節です。
 「実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。

 あなたもこんな知恵と経験において豊かな人になってください。


  (PBA制作「世の光」2007.10.26放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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