♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたも愛されている

2007年02月13日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでょうか。関根弘興(せきねひろおき)です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 聖書の中に、「雷の子」とあだなされた人がいます。 ま、短気で有名だったんでしょうね。ヨハネという人です。しかしそんなヨハネは後に「愛の人」と呼ばれるようになりました。

 ヨハネは晩年になると、いつも同じことを話したそうです。それは、「神様は愛です。互いに愛しあいましょう。」ヨハネは口を開けば、「神様は愛です。神様はあなたを愛しているんです。だから自分を大切にしながら互いに愛しあいましょう。」と語り続けたそうです。

 あなたは自分の晩年をどう過ごしているか想像できますか? 「まったく昔は良かった。今はちっとも良くない。孫はうるさいし、嫁は言うこと聞かないし、まったくしょうがない。」何だか愚痴と不平だけが出てくるような晩年はちょっと寂しいですよね。

 ヨハネはなぜ雷の子と呼ばれていたのに愛の人へと変えられたのでしょう。それは神様が自分を本当に愛してくださっていることを、イエス様の生涯をじっと見ることによって知ることが出来たからなんです。

 彼はこう書いています。第一ヨハネの手紙の1章1節から。「初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて、----このいのちが現われ、私たちはそれを見たので、そのあかしをし、あなたがたにこの永遠のいのちを伝えます。」ヨハネは、「私はイエス様をこの目で見て直接手で触れ、イエス様と生活を共にした者、イエス・キリストの証人だ。だから私は何としてもイエス様があなたを愛し、あなたに永遠のいのちを与えることができる方であることを伝えたい」と心から願っていたんです。

 人は、ありのままを受け入れられ、赦され、愛されていることを知ると、岩のような硬い心も割れていくんです。しかし、非難され、否定され、無視されていくとき、人の心はまるでダイヤモンドよりも硬い心になってしまいます。イエス・キリストは傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる灯芯を消すこともないと言われました。傷んだ葦はもう何の用にもなりません。ただゴミ箱に捨てられるだけです。しかしイエス様はそんな葦さえも折ることがないお方なんですね。

 ヨハネはこのイエス様の愛の眼差しと自分の命さえも惜しまずに十字架についてくださった大きな大きな愛を知っていたのです。愛の人に変えられる出発はイエス様の愛を素直に味わい、知ることからなんですね。あなたも愛されているんですよ。

 ( PBA制作「世の光」2007.02.13放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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