♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■たとい全世界を手に入れても

2004年12月04日 | Weblog
 世の光の時間です。お元気でしょうか? 羽鳥 明です。
 今日の世の光は、皆様からお寄せいただく「心に残る聖書の言葉」の御紹介です。
 愛媛県松山市にお住まいの井口益江さん47歳です。この方は、新約聖書マタイの福音書16章26節のことばをお寄せくださいました。
 「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。」

 私は高校を出てから7年間、地方公務員としていました。その間、通信教育で大学を卒業し、その後、法律家(検察官希望)になるため上京して法律を学ぶ事にしました。結局法律家になれず、今はキリスト教の神学校で学んでいます。人は何のために生きるのか、この問題がいつも私の心の中でくすぶっていました。その約20年間の間、苦しい時、道が見えない時、よく、公務員をやめなかったら良かったのにと、後悔の念が湧いてきたものです。上京して寮母として働き、夜間で法律を学ぶ生活が2年程経った頃、私は友人に連れられて生まれて初めてキリスト教会という所に連れられて行きました。法律にも幻滅を感じていましたが、キリスト教だけは御利益宗教ではないという印象を思っていた私です。でも、教会の敷居は高いと感じて、もう二度と来るまいと思いました。しかし、聖書を買って読み始めて、難しいなと思いましたが、でもその聖書の中にいのちを見い出し、本当の人生の目的を見い出しました。このみことばによって、まことのいのちほど高価で尊いものはない。全世界を手に入れることよりも価値のある目的のために生きているのだから、公務員をやめた事など後悔するのではないと納得し、感謝をしています。

 井口益江さんの心に残る聖書のことば。
 「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。」
 新約聖書マタイの福音書16章26節のことばです。

 それでは、また聞いてください。

 ( PBA制作「世の光」12/4 放送でのお話しより )

*****

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。クリスマスのこの時期、日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないでしょうか。近くの教会がどこか気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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