♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■生まれつきの盲人 / 黒木昭江

2024年09月18日 | Weblog

2024/06/12放送

 「世の光」の時間です。今週は名古屋市の富田キリスト教会・金山キリスト教会の牧師、黒木昭江がお届けします。

 大切な人との出会いが人生のターニングポイントとなることがあります。
 今週は、キリストと出会って人生が変えられた人のエピソードを聖書の中からご紹介します。

 今日水曜日は、生まれたときから目が不自由だった人のエピソードです。
 聖書の時代、盲人は人通りの多い場所に置いてもらって、そこで物乞いをして暮らしていくしかありませんでした。それだけでも大変でしたが、当時、多くの人が障がいを天罰だと考え、しばしば心ないことばを投げつけたのです。

 その日も彼の耳によく聞くセリフが飛び込んできました。「この人が盲目で生まれたのは、誰の罪のせいですか?」
 すると会話の相手はこう答えました。「誰が罪を犯したのでもない。この人が盲目なのは、この人に神のわざが現れるためです」。

 語ったのはイエス・キリストでした。そしてイエスは彼の目を癒され、彼は見えるようになります。見えるようになった彼は開かれた目でイエスに出会い、そしてイエスを礼拝します。

 この出来事に周囲の人々は驚きましたが、彼は自分の身に起きたことを自信をもって語り、宗教学者たちとも信仰について、神について、対等に論じ合いました。彼が神の恵みを身をもって体験したからです。

 イエス・キリストに出会い、彼の人生は変えられました。
 もちろんすべての人が問題そのものを解決されるわけではありません。しかし、その問題を通して神のわざが現わされます。

 群馬県に星野富弘さんというクリスチャンの画家がいました。この方は元々、体育の教師でしたが、二十代で大怪我をして首から下が動かなくなります。しかしやがて、口に筆をくわえて花の絵を描くようになりました。全国に知られた画家として活躍し、その生きざまを通して多くの人を励ましています。

 怪我そのものは嬉しいことではありません。けれどもイエス・キリストは、私たちがどのような苦難に見舞われても、それを「神のわざが現れる」チャンスにしてくださいます。


 ( PBA制作「世の光」 2024.6.12放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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