その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

泣き笑い…

2017-06-22 07:00:03 | 新規就農

「赤鬼さ~ん!起きてぇ~♪」

山形県高畠町出身の童話作家「故)浜田広介」の作品「泣いた赤おに」をオペラで。町内の小学生たちの芸術鑑賞会をちょっとだけ拝見する機会に恵まれました^^;
演劇ではなくオペラ仕立てですし、低学年から高学年まで一緒、そして、文化ホールという普段とは違う環境ですから、会場内は少々ザワザワとしていましたけれど…どうなることやら?
笑いを取る場面、フムフム…しかし、また会場はザワザワと…場面が切り替わり、寝ている赤鬼さんを歌って起こすという設定では、「さぁ、皆んなで歌って赤鬼さんを起こしましょう!」…何やら『超人戦隊ショー』でMCのお姉さんが、子どもたちに声援をお願いする場面に似ているなぁ…なんて大人の穿った見方をしてしまう^^;
こんな『オジSUN』とは違って、子どもたちはとても素直であります。大きな声で歌う。そして3回目には、それはとても大きな声で大合唱。舞台と会場に一体感が生まれました。(目出度し、めでたし。って、これで鑑賞会が終わった訳ではないのです^^;)
自己犠牲を買って出て、親友の願いを叶えてあげようとする「青鬼」と人間と仲良くなりたいと思う「赤鬼」の願いが叶い、最後に失った親友「青鬼」の思いに触れて涙する「赤鬼」…タイトルとは違って、本当の主人公は「青鬼」ではないかと解釈される方もいらっしゃる。「人間」と「鬼(異物)」…物語の根底には、人間の差別や偏見というテーマも見え隠れするのでありますが、童話ではあるのだけれど、何度読んでも何度観ても、深い作品だなぁと感じてしまうのであります。
泣き笑いが繰り返される人生でありますが、子どもたちの心にはどう映ったのでありましょうか?


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