その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

男女のボタンの掛け違い…

2024-08-11 08:40:31 | 巡礼

そうパロったのは志村けんさんだったかなぁ^^;

 田んぼの畦道に、ヨメナ(野菊)が咲くと秋を感じ、少年時代に読んだ「野菊の墓」を思い出す。1981年に松田聖子ちゃんを主演に映画化されているから、パロディはその後のことのはずである。小説は1906年1月に雑誌「ホトトギス」に発表されたものであるとのことだから、明治末期も、そして今も、ほのぼのとした「初恋」の想いは変わらないのかも知れない。野菊の花言葉は「清爽」そして「障害」、小説の中では民子は政夫に対して「リンドウのような人」と返しているとのことであり(その部分はもう忘れてしまっている^^;)リンドウの花言葉は「誠実」ということだから、作者の伊藤左千夫は、花言葉を知っていたのだろうか? 明治初期には「花言葉」が輸入され、1909年に田寺寛二氏による「花ことば」という書籍を発表しているようだから、伊藤左千夫は、当時流行し始めた「花言葉」を巧みに小説の中に取り込んだのかも知れない。花言葉を使って思いを伝える…今じゃ~LINEでチャチャっと想いを伝えなければいけない、なんてなぁ(笑)
野菊のように「清爽」な『民さん』だって、100年の時を経て、変わり果てた姿でお墓に眠っているはずである。いやいや、100年など経過しなくても、「清爽」なんて何処へやら、人は変わってしまうのでありますよ^^;


へ?冷やし中華の具材はどこ?

 さて、かつては「清爽」だったはずの我が家の『民さん』は、自称『松田聖子似』と言っていたが、それは細すぎる太ももの間から、向こう側の景色が見える(いわゆるガニマタ)部分だけが似ていただけであり、髪型をマネしても『松田聖子』にはならんだろうと内心思っていた^^; こういうことばかり言うから、ホレ見なはれ、『おやじぃ』のお昼の冷やし中華は具材抜きじゃないかいな。これは「中華もり」である。おかずも無しに喰って働けってかぁ…(作っていただけただけ立派であると褒めたたえなければいけないのかも知れない。)ほのかな想いを寄せ合った二人も、40年も寄り添うとこういう扱いを受けるハメになる(笑)
 はてさて、知り合いの若夫婦の離婚騒動…その後の展開を聞かされても、それはご自身たちが決めることであり、周囲の者たちからすれば、面白可笑しくはやし立てるのがオチである。(ご婦人たちが聞きつければ、こりゃ~格好のお茶のみ話…人は他人の不幸話が好物なのである。)『おやじぃ』には、どこかでボタンの掛け違いがあったに違いないと思うのだが、かと言って修復を説得しようとも思わない。「愛とは決して後悔しないこと。」などという古い映画もあったけれど、男女の愛などアッという間に変色してしまうのである。そうそう、我が家の『民さん』の名誉を回復するために申し添えるならば、「冷やし中華」の具材は、別皿でちゃんと冷蔵庫に取り置きしてありましたよ…つまり~腹を空かせた『おやじぃ』の勘違い。こうして二人の間のボタンの掛け違いは始まるものなのでありますよ。くわばらくわばら(笑)


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