その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ゲリラ戦

2019-05-22 04:33:45 | 転職

お隣りは大型機…アタシャ手作業ですが^^;

昨夜からの雨…畑はぬかるんで入れない。こんな時は、田んぼで水調整…折角だから、畦畔の壊れた箇所を手作業で直しておきますか。雨合羽を着ながら手で畦を塗り直しております^^;
昨夜のバトルは親子ですからねぇ…長男『ポン太郎君』はショックだったようですが、今朝は趣味的に手作業を続ける『夢屋農場長』の知らないところで、自主的に早起きしていたようです。
さて、雨で動きが取れないならば、銀行や役所への手続きをするに限る。『新規就農支援事業』に関して、手続きの詳細を確認しに役所で相談しましたが、何故か話がかみ合わない。
「現在の作付は50アール…今後、水田を求めるご予定は?」(担当女史)
「あのね、今時大型機械を購入して、水稲経営して借入金返済の目処が立つと思う?」と返す私。
「ならば、ぶどうとか果樹を始められるんですか?」…基本、高畠町のモデルケースとして示されている水田や果樹を主体とした経営形態しか頭には無いようであります。(百姓やったことないもの当然だよねぇ^^;)
ならば『新規就農準備金』は…「5年後には、所得で200万円の経営を目指した経営計画が必要になります。さらに、各界の方に計画書を審査していただき、申請が適切なものかを判断していただくことになります。新規就農で、選択作物に迷われているようでしたら、農業改良普及所の先生に相談されるのもひとつかと…。」(担当男子)
「失礼な物言いになりますが、私、農業改良普及員の資格はありますけれど…それに、何の勝算もなく、職を早期に辞して、息子と農業に取り組もうなんて思っておりませんが…。」と返す私…ちょっと失礼だったかな^^;
農業を生業として自立するためには、経営の基幹となる作物は必要である。しかし、彼らには、1,000万円以上の売上を上げて、収支で200万円を残す経営しか思い浮かばないのであろうか?この1ヶ月で、僅かではあるが経費いらずの所得を上げている。系統出荷で売上を伸ばしても、喜ぶのは農協であり、農家の手元にはほとんどお金が残らない実情がお分かりになっていないようである。今の経営形態では年間所得200万円を残すには相当の離れ業…けれども、大規模化していく農産業の隙間を狙ったゲリラ戦。私どもの経営はアイディア勝負なのですがねぇ^^;

追記)「ゲリラ戦」単独で最終勝利を得た実例はないという。ゲリラ戦成功のためには、地域住民の支持、侵略者への憎悪、活動に有利な地理的、風土的、社会的条件が必要と言われている。封鎖的な国策の下では、決して支持を得て、審査には通らないだろうねぇ。


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