その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

勤労感謝

2014-11-24 13:14:16 | 暮らし

無限の智恵と慈悲を備えた菩薩…虚空蔵大菩薩尊之堂

「勤労感謝の日」の父ちゃんは働いてはいけない。1年間、健康で働けたこと、田畑の恵みを享受できたことに感謝しなくてはいけないのであります…とは言え、各作物を収穫した時点で『オジSUNず6』は必ず収穫祭を実施しておりますが^^;
我が家の菩提寺である「曹洞宗 日吉山 耕福寺」境内には「福一満虚空蔵大菩薩」が祀られておりまして、毎年11月23日に「御歳越祭」として餅が振舞われるのであります。(檀家1戸当たり1,200円ほどの参加費は事前に集金されておりますが^^;)


箸休めは、ハクサイの浅漬けとゴボウとダイコンの煮付け

子どもの頃は、友だちと出掛けては「いがみ喰い」で、何杯食べたか競い合いながら食っていたものであります。「甘いあんこ餅を食べると後が続かない。」とか「雑煮餅は汁があるから量が入らない。」…「納豆餅お願いします。お皿に1個だけ…。」子どもの浅知恵ではあるのだけれど、一杯は一杯であるから、納豆餅を1個だけ給仕してもらって「俺は○○杯食べてきた。」と自慢するのであります。それでも、2個ほどちぎられた餅を10杯程度は皆食べていたようだから、結構当時の悪ガキは食ったものであります。3個ほどちぎられた餅を5杯がオジさんの限界でありますよ。(それでも、胃がもたれてお昼は食べられない^^;)


山門前の六地蔵、重ね餅が供えられたはずですが…
きっと、美味しくてカラスが失敬したものと思います。

地蔵菩薩の起源は、仏になる力が有りながら自らを地獄に落とし、総ての苦悩とさ迷い続ける魂を救済しようとしたインドの慈悲深い王のひとりであるとか…親よりも先に世を去った幼子に仏法を説き成仏させてくれるのだと言う。「地蔵さまは、子どもの守り神だから、子どもたちが地蔵さまに悪戯しても決して怒らないんだそうだ。」そんな風なことを、亡くなった私の祖母が言っていたような気がします。先程まで供えられていた重ね餅が、帰り足には無くなっておりましたよ。カラスが失敬したに違いないのでありますが、了見の狭い『夢屋国王』とは違って、慈悲深い地蔵さまは怒らないことでしょう。今は亡き神官『安山先生』宅のイチョウの木の葉が総て落ちました。もう、いつ雪が降ってもおかしくない季節を迎えておりますよ。


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