その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

下切り雀

2018-04-24 06:33:39 | 新規就農

「イチゲ」の花も咲いたに違いない…。

昔話の「舌切り雀」を『下切り雀』にしたのは、ウケを狙い過ぎましたかねぇ^^;
日本昔話やグリム童話は、意外に怖いお話が多い。子どもたちに話して聞かせるには、憚られる内容を柔らかく加工してお話しする訳でありますけれど…。
スズメのさえずりに目を覚まし、ふとネタに思いついたのが「舌切り雀」…心優しいお爺さんと意地悪なお婆さん(決して、セクハラではありません。お話しですから^^;)絵本を読んでもよろしいのですが、お伽話は耳から入ることが多く、私の場合は「お婆さんが大切にしていた『糊』を食べた。」という場面でいつもつまずきました。
昭和の『オジSUN』にとって「糊」の定番は、黄色いチューブに入った「不易糊」や「ヤマト糊」であります。「雀が『糊』を食べる。」どうしてもイメージが湧きません。雀がチューブから糊を舐めている…何でと思ってしまう訳であります。
「不易糊」はデンプン糊(コーンスターチから出来ているらしい。)とのことだから、原材料を聞いて、今頃納得している次第であります。お婆さんが大切にしていたのは、恐らく「続飯(そくい)」…ご飯を潰した糊…作るのに手間が掛かる。だから、お婆さんは怒ったに違いない。昭和『オジSUN』が、この不甲斐なさなのだから、今の子どもたちに「雀が『糊』を食べた。」と話した途端…頭にスティック糊が浮かんでいるのではなかろうか?「舌切り雀」のお話しは、次第に下へと向かって行く。(続く^^;)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の演習 | トップ | 舌切り雀(つづら) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新規就農」カテゴリの最新記事