その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

豆で達者で

2019-11-25 03:58:29 | 転職

「丹波黒豆」…料理も収穫も厄介です。

兵庫県丹波篠山市周辺や京都府京丹波を主産地として取れる『黒豆』だから「丹波黒豆」なのでしょうが、種苗会社の商品名が『丹波黒豆』として売られておりますので、「丹波黒豆」という品種なのに違いないと思って自家用に栽培しております。山形県置賜地方ではメインの「秘伝豆」も晩生種でありますが、『黒豆』はさらに晩熟で、収穫も雪がチラつく頃となってしまいます。東京視察研修中の作業として、長男『ポン太郎君』に収穫してもらいましたが、乾燥前は赤紫色であり、時間の経過(乾燥)とともに、アントシアニン色素が沈着し黒化するようです。
正月料理に欠かせない黒豆は、戻すのに苦労し、コトコト煮るのにも時間が掛かる。そんな手間が敬遠されて、最近では調理済みの煮豆を買い求めることが多くなりました。半ナマ状態で煮るとさほど手間が掛からないのですが、湿気っているので叩いても実が落ちない。結局、ひと粒一粒手で剥くことになるので、いずれにしても手間が掛かる代物であります^^;
青畑(青肌)大豆もまた、山形では『浸し豆』、『じんだん』(山形県置賜地方の呼称、仙台では『ずんだ』)として、正月に欠かせない食材であります。一年間、豆で達者に暮らせるようにとの願いを込めた正月料理でありますが、頂く前にマメに働かないとお口に入りませんなぁ(笑)


『大八仕事』も順調に進んでおります。

朝起きて、オッカーが「今日の予定は?」とわざわざ聞いてくる…研修と大八仕事で少々お疲れモードの農場長でありますが、「野良仕事に決まってんべぇ!」などと応えてはいけない。(こんな時は、どこかに連れて行けとの意に違いないのだから…夫婦円満のための自己防衛反応でありますなぁ^^;)やはり実家に行きたいとのことなのだが、本人も疲れていて運転してくれとの意味らしい。(中々、直感が働いてよろしい。)しかし、下屋屋根の修理も中途半端、雪囲いも小物が三つほど残っていて、迂闊に「運転していくべぇ」とは言えない冬迎えの時期であります。「明日の天気は…午後から雨の予報だから、明日運転していくべぇ。今日は天気でもったいない。」と折衷案を示して、ご機嫌を伺い、おみ漬用の山形青菜を刻み、屋根に波板を張り付け、小物の雪囲いを完了させ、蔬菜を少量出荷する…結構、日曜日も小まめに働く農場長であります。(働いているところを見せないと機嫌が悪くなるもの^^;)それはそれとして…
長崎・広島を訪問してくれたフランシスコ教皇…平和大使としての高校生の活躍に胸が熱くなりました。環境問題を訴えるスウェーデン人のグレタ・トゥンベリさんなど、このところ青少年の世界へのメッセージが強烈であります。私たち大人は子どもたちのために何をして、何を残していけるのでありましょうか?宗教の違いや貧富の差はあっても、平和を希求することは、生きとし生けるものの共通の願いであるような気がするのでありますが…本来、高校生にはもっとお勉強していただいて、将来、世界を支える大人になって欲しい。今時の問題は、今の大人たちが責任を持って解決に向けた努力をしなければならないはずなのに…何をやってんのかなぁ~俺。オッカーのご機嫌伺いなんて笑止小事…いや、夫婦円満が世界平和への近道かも?(ダメだこりゃ!)

コメント
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