goo blog サービス終了のお知らせ 

その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(男たちの夢)

2011-10-20 12:25:03 | 夢屋王国

地元農協で土地の売買や債務整理を担当していた先輩が退職し、嘱託契約で雇用延長されていたはずなのでありますが、ある日突然仕事を辞めてしまったのが3年前、そして、その日から消息を聞かなくなりました。数日前、あるクライアントと雑談をしているとその先輩の話題となり、実は大腸がんを患い、手術後療養していたことを知りました。術後の経過は良好だったのでありますが、この春、所有する樹園地で脳溢血を起こしたらしい。そして、リハビリ中であるとか…。彼とは9歳ほど年が離れているのでありますが、人生何が起こるか分からない。人生をリセットし、転職を決意し、行動を起こすには50歳代である…などとクライアントと語り合ったのであります。

昨日の釣行で手に入れた新潟の酒「八海山」を「炙り本シメジ」をツマミに飲もう…今朝方『第2サティアン』に暖を取りに来た友人の『ノロ君』と酒飲みの約束が出来上がっておりました^^;
最近、忙しそうな『貧乏父さん』も呼んで、利き酒をしようじゃないか…しかし、『貧乏父さん』には、メールも携帯も通じないのであります。仕事を退けてから買出しをして、今夜のメニューは若鶏のモモ肉のぶつ切りに未だ結球しない畑の白菜をぶち込んだ、豪快な水炊き。鍋が煮上がる前に、本シメジと半天然舞茸のホイル焼きを試します。缶ビールで喉を潤してから、早速「八海山」をいただきます^^; 「越の寒梅」に代表される新潟県の酒は、辛口で飲み口が良いと評価されますが、山形県の田舎オヤジにしてみると「スペーっとしてコクが無く、上品かもしれないが美味くない^^;」一方、地元の酒は甘口で、何故かペタペタするようなコクがあり、濃い性格の『夢屋国王』には、お似合いの酒であります。中間的な「八海山」はうま味があり、リーズナブルな酒であると思うのであります。
25年ほど前に、苗場スキー場に職場の仲間と出掛けた時に、民宿のオヤジが、これから人気の出る酒であると「寒梅系」を勧めずに、紹介してくれたのが「八海山」でありました。
キノコは、松茸をイメージしてホイル焼きにしてみたものの、これまた美味しくない。直火、網焼きで余計な水分が飛んだ状態の「炙り本シメジ」は味が凝縮して、非常に美味かった^^;

畑で取れた長ネギと味付けホルモンを専用プレートに載せて焼けば、モツ焼き屋にはない、贅沢な味の新境地を発見したのであります。『ノロ君』と仕事の話や新規採用面接に訪れた高校生の話題などを交わしていると、明日、職場のリニューアルオープンの準備作業に忙しい『貧乏父さん』から、ようやく電話が入ったのであります。実は今夜の飲み会は、『貧乏父さん』を『ノロ君』が経営参画している会社に引き抜きの画策をしていることは織り込み済みであり、私は意見を述べる立場じゃぁない^^;
一度リストラされた会社に戻るなんて、そうそう決断出来るものじゃない。第一『貧乏父さん』が自ら身を引いた後、彼は苦労の連続なのであります。50を過ぎて転職することも、震災の影響で活況を示してきた会社が、今後どこまで持つのかも誰にも分からない状況なのでありますから…。
『貧乏父さん』が冷えた身体で『第2サティアン』に訪れた時、私に出来ることは鍋の残りにうどんを入れて空腹を満たし、薪ストーブで暖を取ってやる位なものであります。
少なくとも、今宵のほろ酔いオヤジ3人の残り少ない夢の元へ大黒様が舞い込んで、
 ♪サーサァサー 儲け出した 儲け出したなぁ~♪ と山形大黒舞の一節でも唄えるような幸運が訪れることを願うのみであります。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする