一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

『壽』ラベルは、「海の男酒」復活の旗印だ! 復興願い醸す酒『磐城壽』 11/5

2016年11月05日 23時35分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「磐城壽」純米酒 雪室貯蔵 )

 

■2016/11/5(土) 快晴

 

この11月地元酒販店「エポックかつらぎ店」にずらりと『磐城壽』(イワキコトブキ)が並んだ。

「磐城壽」純米大吟醸から 親父の小言までずら~り

 

この酒を初めて吞んだのは・・・大阪・野田の日本酒居酒屋「千喜千輝」

確か4年前の秋だったことを思い出した。

 

元は、福島・浪江で、海の男酒として知られた『磐城壽』

「壽」ラベルは、間違えば命が危うい漁師の為の縁起担ぎとも聞いた。

そしてこの福島県浪江は、最も震災・福島原発事故の影響を受けた地のため、

浪江でこれ以上『磐城壽』の酒を造り続けることが不可能となり、

違う地でやり直すことを余儀なくされた。

震災に絡む関連記事が、新聞やラジオで紹介され、日本酒好きな私は

東北・北関東の酒蔵の被災に関心をもって聴いていた為知っていた。

 

 

「千喜千輝」に入るなり「お酒は、おまかせで」と女将さんに伝えて、

最初に出てきたのが、この「磐城壽」の純米生酒だった。

(「磐城壽」純米生  千喜千輝 ) 2012秋

 

「福島の酒蔵が震災で山形に移って造った酒」と紹介され

「あぁ、これが話題になっていた磐城壽なんですね 初めてです」

と言って飲んだことをこの「壽」のラベルを見て思い出していた。

 

 

「磐城壽」の鈴木杜氏は、以前 梅乃宿酒蔵の蔵人だったことから

その頃からの繋がりで、エポックの藤井部長が

山形まで赴き今回の取引に至ったとのこと。

鈴木杜氏はあの「玉川」の外国人杜氏

フィリップ・ハーパーさんと同時期に

梅乃宿で蔵人をしていたというのだから 

考えてみたら 何だか凄いな。

 

 

今日購入したのは、定番の「磐城壽」純米酒

今日は、たまたまオープンまもない「道の駅 かつらぎ」で

明石の魚・大和あげを買ったので、焼き魚・焼きあげを肴に頂いた。

 

冷やして頂いたが、おだやかな膨らみの余韻を残す味わいは、

常温やぬる燗も美味しいかも・・・と思った。

次は、本醸造を頂いてみようかな

 

福島・浪江から山形へ 酒蔵は移ったが、

この「壽」ラベルが再び海を臨める地に里帰りできるよう

「海の男酒」復活に向け

これからも呑むことで応援したいと思った。

 

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(寅)